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マネジメントの現場から

2012年7月12日(木)~13日(金) サイトビジット(新開プロジェクト)報告

 平成23年度に採択された新開プロジェクトのサイトビジットを実施しました。
 新開プロジェクトでは「高齢者の虚弱化を予防し健康余命を延伸するために、住民、行政、専門機関が一体となった活動を展開する」という目標を掲げ、3つのフィールドを対象とした幅広い取り組みが行われています。今回はその1つである兵庫県養父市を訪れました。
 今回は2日間にわたり実施され、1日目はプロジェクトからの進捗状況報告、そして第3回養父市コミュニティ会議が開催されました。進捗状況報告では、地域で活動に取り組まれている地域包括支援センターの保健師の方々も交え、具体的な取り組みの内容や今後の計画などについて、領域総括・アドバイザーとともに確認しました。
 コミュニティ会議は、「地域で取り組む課題を抽出し、必要な活動や取り組みのアイデアを出し合い、地域での実践を考える」ことを主な目的としたもので、地域住民、行政、専門機関など幅広いメンバーから構成されています。今回は20名の方々が出席し、3グループに分かれてグループワークが行われました。そこでは、「どうやって活動する仲間を増やしたか、どのように周囲の理解を得てきたか」をテーマに、これまで自身が行ってきた活動を振り返り、意見が出し合われました。活発な議論のもと、「まずは意識の高い人を見つけ出し、アプローチする」、「参加者だけでなく、家族や周囲の人にも活動の目的や楽しさを理解してもらう」といった内容をはじめ、様々な工夫が抽出されていました。
 2日目は、保健師の方々を中心として、養父市における介護予防の取り組みや今後の課題について、実施者の視点からお話いただきました。養父市は後期高齢化率が県下で最も高く、また認知症の発症も多いことから、介護予防サポーターの養成を実施することは重要であり、地域でのサポートネットワークを発展させていくための活動などを紹介していただきました。また、養父市長にもご参加いただき、市として健康づくりに今後どう取り組んでいくべきか、活発な意見交換がなされました。午後は、養父市が創作した「やぶからぼうたいそう」を地域高齢者の方々が自発的に行っている場を視察しました。80歳を超えた方も積極的に参加されており、まさに地域住民が主体となった健康づくりの好例であるとの印象を受けました。最後は、介護予防サポーター研修の様子を視察しました。研修には20名以上の地域サポーターの方々が参加されており、今回は「誤嚥性肺炎」についての学習、および普及の方法等が主なテーマとして取り上げられていました。
 今回のサイトビジットで最も強く印象付けられたのは地域の方々の主体性や絆の強さであり、「地域主体」、「住民主体」と呼ぶべき取り組みの理想的なモデルであると感じました。


プロジェクト関係者の方々から、進捗状況の報告。現状や今後の課題点などを共有しました。

第3回コミュニティ会議の様子。3グループに分かれ、「活動メンバーを増やす方法」について活発な議論が展開されました。

グループワークの結果発表。それぞれのグループで特徴的な方法が挙げられていました。

2日目は市長を交え、養父市の取り組みについて報告していただきました。養父市の現状やあるべき姿について、議論は尽きませんでした。

「介護予防サポーターようか」の方々による、誤嚥性肺炎の紹介。分かりやすい解説と劇で、参加者の皆さんは集中して観ていました。

地域の歯科医師である砂治先生より、誤嚥性肺炎について詳しい説明がありました。



やぶからぼうたいそうの様子。地域の方々が自発的に集まって行われています。(再生時間43秒)


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