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マネジメントの現場から

2011年2月21日 サイトビジット(鈴木プロジェクト)報告

 領域アドバイザーとともに、鈴木プロジェクトの活動拠点である東京都健康長寿医療センター研究所へ訪問し、サイトビジットを行いました。

 鈴木先生らの研究によると、現代の高齢者は、昔にくらべ若返っていると言われています。鈴木プロジェクトでは、現代高齢者の生活機能の維持・向上に役立つ指標づくりを行っており、そのために必要な各分野の有識者・専門家によるレクチャーを開催しています。

 今回は、現代高齢者の対人関係、社会的関係・ネットワークについて、東京都健康長寿医療センター研究所 小林江里香先生からのレクチャーが行われました。

 高齢者の対人関係や社会的なネットワークは、男女や地域によっても傾向に差があるそうですが、多くの人に使っていただく汎用性の高い指標を作成するためには、これらを数項目の質問に落とし込まなければならず、プロジェクトメンバーも苦労されているように感じました。

 また、領域アドバイザーからは、新しい情報ツールや技術が急速に開発されている現代で、技術進歩をタイムリーに反映していくことと、指標の一貫性をどう両立していくのかという難しさも指摘されました。

 指標づくりはとても難しい課題ですが、鈴木先生をはじめ、強力なメンバーで立ち向かっています。今後は、板橋区をはじめ、コミュニティを巻き込んで、開発しようとする新しい指標(質問票)の判りやすさや分量などについての事前調査を行う予定です。



鈴木代表(左)と小林先生(右)

高齢者の社会的関係についてレクチャーを受ける

活発なディスカッションが行われました


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