2016年(平成28年)3月31日をもちまして、領域の活動は終了致しました。

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「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域第1回領域シンポジウム

開催にあたって

領域総括 秋山 弘子
東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授

 世界最長寿国の日本は、まだどこの国も解決したことのない高齢社会の課題に挑戦し、世界に先駆けてモデルをつくっていかなければなりません。2010年に創設された研究開発領域「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」では、今回、平成22年度および平成23年度に取り組んできた活動成果をできるだけ多くの方々と共有するために第1回領域シンポジウムを開催します。

 オピニオン・リーダーとしてこの分野の牽引者である柴田博氏に基調講演をお願いしました。長寿社会のパイオニアとして私たちはどう生きるか、示唆に富むお話をうかがえると期待しております。

 本研究開発領域では、初年度に110件の応募から厳選して4つのプロジェクトを採択しました。また今年度には65件の応募から5つのプロジェクトを採択しました。いずれも、人生90年といわれる長寿社会において、できるだけ長く健康で自立して生活をする、たとえ弱っても安心して自分らしく生きる、そして、個々人に多様なライフデザインを可能にするコミュニティの実現に確実に貢献するであろうと判断したプロジェクトです。今回のシンポジウムでは9つのプロジェクトの取り組みをご紹介するとともに、今後、わが国におけるコミュニティが目指すべき方向性について、2つの視点からパネルディスカッションを行います。

 多くの方々のご参加と忌憚のないご意見をいただければ幸いです。



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