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SATREPSイベント報告:日本と島嶼国地域との科学技術連携について(スコーピング・ワークショップ)

国際科学技術共同研究推進事業(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)

https://www.jst.go.jp/global/

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)では、令和6年7月19日(金)、東京にてJST・笹川平和財団共催のもと、「日本と島嶼国地域との科学技術連携について」をテーマとしたスコーピング・ワークショップを開催しました。このワークショップは2024年7月16日~18日に東京で開催された第10回太平洋・島サミット(PALM10:Pacific Islands Leaders Meeting)の認定事業として実施されました。

SATREPSでは世界57ヵ国で183課題(2024年4月時点)の共同研究を推進してきましたが、太平洋島嶼国との共同研究は、「重点推進型 SATREPS 課題」の対象地域に設定されるなど今後の更なる連携強化が望まれます。そこで、第10回太平洋・島サミット(PALM10)の機会に、日・島嶼国の研究者や行政機関等の関係者を招集し、今後の研究協力推進に向けた可能性や方向性について議論、検討するためのワークショップを開催しました。

JSTから森本茂雄理事をはじめ、小谷元子SATREPS運営統括(東北大学 理事 副学長)やSATREPS4領域の研究主幹ら、フィジー・サモア・オーストラリア・ニュージーランドから招聘した5名の有識者、外務省、JICAや文部科学省の関係者ら約30名の参加者を迎えました。

冒頭JSTからSATREPS事業概要を説明したのち、2名の日本人研究者、1名の島嶼国研究者から各自が日本や太平洋島嶼国で実施している研究内容をご紹介いただきました。その後の有識者会議では、日本と島嶼国の有識者の方々が「日本と島嶼国との科学技術連携において重要な研究テーマ、島嶼国が日本に期待する活動、どのような連携の枠組みが望ましいか」といった点について闊達な議論を行いました。SATREPSという一つの枠組みでの支援可能性に留まらず、人材育成や人材交流といった共同研究支援の前段階の取り組みの重要性も示されました。

当日のプログラムや登壇者については、後日SATREPSウェブサイトに掲載予定です。

  • 集合写真

    集合写真

  • ワークショップの様子

  • 掲載日:2024年08月08日