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「2019年農業技術10大ニュース」に研究成果展開事業の柳生准教授が選出
『ジャンボタニシを電気で捕獲、超音波で退治-水田の侵略的外来種、薬剤を使わず駆除-』
機能検証フェーズ(旧地域産学バリュープログラム)
JSTの研究成果展開事業において、過去2回採択された佐世保高専 柳生准教授のジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の防除法に関する研究が、「2019年農業技術10大ニュース」に選出されました。
柳生先生と圃場
ジャンボタニシは、1980年代初めに食用として日本に輸入されたものの、その後、野生化して関東以南を中心に稲・レンコン等に食害を及ぼしており、「世界の侵略的外来種ワースト100」にも指定されています。
柳生准教授は、ジャンボタニシが電気に対して特異的行動(走電性)を持つことを発見し、その性質を利用して効率的に捕獲し、更に短時間の超音波照射によって殺貝できることも示しました。
今回の選出は、これらの成果が評価されたものです
この技術は、2019年度だけでも、毎日新聞、日本農業新聞、全国農業新聞に記事が掲載され、NHK長崎放送局でも報道されるなど、とても注目されています。
- 「2019年農業技術10大ニュース」の選定について(農林水産技術会議プレスリリース)
- https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/191224.html
- A-STEP機能検証フェーズ 研究開発成果
- https://www.jst.go.jp/mp/seika_15.html