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産学共創基礎基盤研究プログラム「磁石」産学共創の場を開催 2019年10月2日 科学技術振興機構 東京本部別館

2019年10月17日

産学共創基礎基盤研究プログラム「革新的次世代高性能磁石創製の指針構築」

https://www.jst.go.jp/kyousou/theme/kc.html

2019年10月2日、産学共創基礎基盤研究プログラム 技術テーマ「磁石」(*)の「産学共創の場」を開催いたしました。 「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマ(**)の解決に向けて意見交換する場です。このような場を設け、産学が一体となって技術テーマの解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。
今回は、冒頭に福永プログラムオフィサーから本技術テーマの運営方針、各研究課題の概要とこれまでの成果、アウトリーチ活動などついて説明をいただきました。続いて、磁石のユーザー企業である株式会社東芝 生産技術センター 制御技術研究部 主任研究員 中山忠弘 様より「可変磁力モータの適用事例」について特別講演をいただき、家電メーカーから見た最近のモータの技術トレンド、磁石への要求特性について理解を深めることができました。

その後、現在進行中の4課題について、各研究代表者から研究開発状況と成果を報告いただくとともに、磁石の高性能化、磁石産業の技術基盤の強化につなげるための視点、アプローチについて、産業界から意見・要望をいただき議論を深めました。

当日は、大学・公的研究機関の研究者23名のほか、技術テーマ提案団体などの企業から11社12名が参加し、活発な議論や意見交換を進め、大変有意義な会合となりました。今後も様々な形での「産学共創の場」を通じて産業界、ユーザーのニーズを取り込み、革新的次世代高性能磁石創製の指針構築に向けてさらなる研究開発を推進していきます。

(*)「磁石」:「革新的次世代高性能磁石創製の指針構築」の略称
(**)技術テーマ:産業界共通の技術的課題で、解決のためには大学・公的研究機関などの基礎的な研究が必要なもの