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2019年9月4日、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム（SATREPS）「ベトナムにおける建設廃棄物の適正管理と建廃リサイクル資材を活用した環境浄化およびインフラ整備技術の開発」において、現地での研究拠点となる“SATREPSラボ”がベトナム国立建設大学に設置され、その除幕式が開催されました。

除幕式には、埼玉大学（SU）の山口学長、研究代表者の川本教授、ベトナム国立建設大学（NUCE）のホア学長、ミン副学長、ズアン准教授、在ベトナム日本大使館の工藤書記官、JICAベトナム事務所の室岡次長をはじめとするプロジェクト関係者や報道関係者が出席しました。

ベトナムでは急速な経済成長に伴うインフラ整備により、建設廃棄物の排出量が急増しています。本プロジェクトでは、建設廃棄物の適正管理とリサイクルを推進するため、建設廃棄物取扱いのガイドライン（リサイクル資材を生み出すための解体・分別方法など）や、リサイクル資材の品質基準の整備を進めるとともに、リサイクル資材の付加価値向上（水質浄化や透水性路盤としての利用など）を目指した技術開発が行われています。また、リサイクル資材のインフラ整備への利用を推進するためのビジネスモデルを提案し、現地での試験的導入を通して、その有効性を検証する計画です。

今後の研究活動の場となる“SATREPSラボ”除幕式の様子は複数の現地メディアに取り上げられ、ベトナムにおける本共同研究への関心の高さがうかがわれます。

【現地報道の一例】

Viet Nam News

https://vietnamnews.vn/environment/535032/viet-nam-japan-co-operate-on-construction-waste-management.html#w9j75CaITMZcLbf3.97

Nhan Dan Newspaper

https://www.nhandan.com.vn/khoahoc-congnghe/vi-moi-truong-xanh/item/41452302-nhat-ban-ho-tro-kinh-nghiem-tai-che-phe-thai-xay-dung.html

Communist Party of Vietnam Newspaper

http://www.cpv.org.vn/khoa-giao/quan-ly-phe-thai-xay-dung-ben-vung-than-thien-moi-truong-534009.html

除幕式後にはNUCE-SUジョイントセミナー2019が開催され、多くの聴講者が集まり、活発な議論が行われました。

NUCE-SUジョイントセミナーは次年度以降も継続して開催され、研究活動や成果の報告が行われる予定です。今後の成果展開が期待されます。

プロジェクトの詳細

https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2901_vietnam.html

プロジェクトのウェブサイト

http://park.saitama-u.ac.jp/~vietnam_satreps/