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SATREPSインドプロジェクトへ現地の関心高まる

2019年07月04日

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)

https://www.jst.go.jp/global/index.html

2019年5月28日、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「マルチモーダル地域交通状況のセンシング、ネットワーキングとビッグデータ解析に基づくエネルギー低炭素社会実現を目指した新興国におけるスマートシティの構築(研究代表者:名古屋電機工業株式会社 坪井務プロジェクトリーダー)」において、交通テストベッド(※)の完成披露式典がインド・ハイデラバード市で行われ、白木澤佳子理事(JST)や上田光幸戦略官(文部科学省)らが参加しました。

(※)実際の運用環境に近い状態で検証を行えるプラットフォームのこと。

掲載されたメディアの一部

The Hindu Business Line(新聞)
https://www.thehindubusinessline.com/economy/logistics/india-japan-research-project-to-ease-traffic-congestion/article27355441.ece(ENG)
The Times of India(新聞)
https://timesofindia.indiatimes.com/city/hyderabad/new-app-to-help-you-pick-best-multi-mode-ride-hailing-options/articleshow/69568714.cms(ENG)
India Education Diary (Webニュース)
http://indiaeducationdiary.in/iit-hyderabad-launches-m2smart-testbed-research-low-carbon-models-indian-transportation/(ENG)

インドでは、経済の発展とともに交通量が増え、大気汚染や交通事故の多発が社会的な問題になっています。
本プロジェクトは、最新のセンシング技術の活用によるビッグデータ解析を駆使することで都市交通を把握し、市民の持つスマートフォンへ最適なルートの情報を発信したり、信号機の制御や道路情報板を活用したりすることで、渋滞を分散させたり、自家用車からバスやメトロなど公共交通機関の利用へ転換を促すことを目指しています。

交通状況を最適化することで、低炭素・低エネルギーなスマートシティに寄与する本プロジェクトは、国連アジェンダの持続可能な開発目標(SDGs)(目標9「産業と技術革新の基盤を創ろう」や目標11「住み続けられるまちづくりを」)にも貢献することが期待されます。

プロジェクトの詳細
https://www.jst.go.jp/global/kadai/h2806_india.html(日本語)
http://www.jst.go.jp/global/english/kadai/h2806_india.html(Eng)
プロジェクトのウェブサイト
http://m2smart.org/
https://www.facebook.com/M2SmartUnderSATREPS/(Eng)
  • テストベッドが設置された
    インド工科大学ハイデラバード校のラボ

  • 坪井プロジェクトリーダーによる
    完成披露式典での点火式の様子

  • 坪井プロジェクトリーダーから
    プロジェクトとテストベッドの概要説明