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START支援中の東京大学「障害者モビリティを高める高性能の義足」が「South by Southwest2017(SXSW)」においてアワードを受賞

大学発新産業創出プログラム https://www.jst.go.jp/start/index.html

東京大学の大学院生や若手研究者で構成されるロボット義足開発チーム「BionicM」が東京大学産学協創推進本部主催「Todai To Texas」プロジェクトの一員としてSXSWに参加し、SXSW Interactive Innovation AwardsのStudent Innovation部門でアワードを受賞しました。

SXSWは米国テキサス州オースティンで1987年から毎年開催されているインタラクティブテクノロジー・音楽・映画の総合カンファレンスで、近年は7万人を越す参加者を集める一大イベントとして、世界的な注目を集めています。
創設20年目を迎えるInteractive Innovation Awardsは、前年中に新規に立ち上げられたプロジェクトや製品を応募対象として13部門から構成されるアワードですが、2007年にTwitter社が、また2011年にはAirbnb社が、それぞれアワードを受賞した後に急成長したことでよく知られています。
東京大学のチームは今回Student Innovation部門でアワードを受賞したものですが、部門を問わず日本からの応募者がアワードを受賞したのは、史上初のこととなります。

SXSWのTrade Show(見本市)に展示したプロトタイプ「Suknee」は、平成28年度のSTART事業(大学発新産業創出プログラム)採択課題で(株)東京大学エッジキャピタルが事業プロモーターとなってベンチャー設立を目指して開発を進めており、独自に開発したモーター機構によりつま先で地面を蹴る機能などを実装することで、自然で負担の少ない歩行をアシストすることのできる義足です。

【関連リンク】


SXSWでプレゼンを行う東京大学ロボット義足開発チーム「BionicM」


東京大学ロボット義足開発チーム「BionicM」