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「SIP革新的構造材料国際シンポジウム2015」 開催報告~
2015年2月26日~27日 国際文化会館

2015年2月26日(木)~27日(金)の2日間にわたり、国際文化会館にて、「SIP革新的構造材料国際シンポジウム2015」を開催いたしました。

本シンポジウムでは、海外から11名の講演者を招聘し、昨年の9月に決定したSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「革新的構造材料」の採択課題を海外の代表的な材料研究機関へ紹介するとともに、国内外のキーマンとなる研究者の交流を促進することを目的としました。

内閣府の岸輝雄プログラムディレクター、ドイツ連邦材料試験研究所 (BAM) の副所長で世界材料研究所フォーラム (WMRIF) の会長でもある、Thomas Boellinghaus教授らの挨拶により開会し、1日目は、我が国の航空機、ジェットエンジンの開発競争力向上に不可欠とされ、SIP「革新的構造材料」において設定された3つの研究領域である「樹脂・FRP」、「耐熱合金・金属間化合物」、「セラミックスコーティング」に関する研究開発について、11名の研究者にご講演を頂きました。 2日目は4番目の研究領域である「マテリアルズインテグレーション(計算材料科学、材料データベース等を融合して、部材寿命等を予測するシステムの開発)」に関する研究について、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校のRobert McMeeking教授ら、18名の研究者にご講演を頂きました。

今回のシンポジウムでは、SIP「革新的構造材料」に参画している190名余りの研究者にご参加頂き、両日とも予定時間を超えて質問が飛び交う活発な研究発表会となりました。
今後も質の高いシンポジウムを定期的に開催し、革新的構造材料におけるイノベーションの実現を目指し、研究者同士の交流を深め、研究活性化へ繋がる場を提供してまいります。


岸プログラムディレクター


活発な質疑が行われた会場内
(Boellinghaus 独BAM副所長)


終了後の全体写真