JST(理事長 中村 道治)は、文部科学省が設定した平成25年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」および「さきがけ」において、新たに8つの研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これら8つの新規研究領域、並びに既存の14研究領域、合計22研究領域を対象として、平成25年度の研究提案募集を平成25年4月18日(木)から開始します。
本事業は、日本が直面する重要な課題の達成に向けた基礎研究を推進し、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的としています。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、そのもとにJSTが推進すべき研究領域と、研究領域の責任者(研究総括)を定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで「CREST」は選定された研究代表者が研究チームを編成し、「さきがけ」は研究者が個人で研究を推進します。
今回、新たに加わる研究領域は以下の通りです。
<グリーンイノベーション>
- CREST・さきがけ複合領域
- 「再生可能エネルギーからのエネルギーキャリアの製造とその利用のための革新的基盤技術の創出」(研究総括:江口 浩一)
- 「素材・デバイス・システム融合による革新的ナノエレクトロニクスの創成(研究総括:桜井 貴康、副研究総括:横山 直樹)
- CREST
- 「超空間制御に基づく高度な特性を有する革新的機能素材等の創製」(研究総括:瀬戸山 亨)
- さきがけ
- 「超空間制御と革新的機能創成」(研究総括:黒田 一幸)
<ライフイノベーション>
- CREST
- 「疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出」(研究総括:清水 孝雄)
- さきがけ
- 「疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出」(研究総括:小田 吉哉)
<情報通信技術>
- CREST
- 「科学的発見・社会的課題解決に向けた各分野のビッグデータ利活用推進のための次世代アプリケーション技術の創出・高度化」(研究総括:田中 譲)
- CREST・さきがけ複合領域
- 「ビッグデータ統合利活用のための次世代基盤技術の創出・体系化」(研究総括:喜連川 優)
<募集期間>
- CREST:平成25年4月18日(木)~6月13日(木)正午
- さきがけ:平成25年4月18日(木)~6月11日(火)正午
研究提案募集の詳細については別紙資料を参照してください。下記ホームページでも関連情報を掲載していますので、併せて参照してください。
ホームページURL:http://www.senryaku.jst.go.jp/teian.html