JST(理事長 橋本 和仁)は、LOTUS Programme(LOTUS(ASPIRE型)およびLOTUS(1年型))における2026年度の新規採択課題を決定しました。
本プログラムは、インドの優秀な若手研究人材を日本の大学などに招へいし、共同研究を通じて日本-インドの国際頭脳循環を促進するとともに、日本の科学技術力の維持・向上、イノベーションの創出につなげることを目的としています。LOTUS(ASPIRE型)は、インドの大学院生・ポストドクターなどによる最長3年間の日本滞在を通じて、日本-インドの共同研究を推進し研究成果の創出を図ります。また、LOTUS(1年型)は、最長1年間の日本滞在を通じて、将来的な共同研究の基盤形成を目指します。
2026年度は、①AI・情報・知能ロボティクス、②バイオ、③エネルギー、④マテリアル、⑤量子、⑥半導体、⑦ネットワーク・通信を主な対象分野として、2026年3月13日(金)~6月9日(火)まで提案を募集しました。
その結果、LOTUS(ASPIRE型)には1,336件、LOTUS(1年型)には1,289件の提案が寄せられ、厳正な審査を経て、それぞれ653課題、300課題を採択しました。採択課題に参画する研究機関数は、合計で日本が100機関、インドが188機関となりました。
■ 理事長 橋本 和仁 のコメント
今回の募集において、日本とインドの研究者から多くの提案が寄せられたことを大変うれしく思います。
世界の科学技術が急速に進展し、研究開発競争が激しさを増す中、優れた研究を1つの国だけで進めることはもはや困難です。日本の研究力をさらに高めるためには、世界の優れた研究者・研究機関と強いネットワークを作り、その中で研究者が互いに学び、競い、協働することがますます重要になっています。
インドには、IIT(インド工科大学)をはじめとする多数の優れた大学・研究機関があり、AI、材料、バイオ、エネルギー、量子、半導体、通信など、これからの科学技術を担う分野に、非常に優秀で意欲の高い若手研究者が数多くいます。
LOTUS Programmeの特徴は、単なる研究者交流や人材招へいではありません。まず、日本とインドの優れた研究室同士が具体的な研究テーマの下で共同研究を行い、その研究ネットワークを通じて、インドの優秀な大学院生やポスドクが日本の研究室を訪れ、日本の若手研究者や学生と日常的に研究を共にします。
私は、ここに2つの大きな意味があると考えています。1つは、インドの優れた知と人材が加わることで、日本の先端科学技術研究そのものが強くなることです。もう1つは、日本の若手研究者や学生が、能力が高く研究意欲にあふれたインドの同世代と同じ研究室で議論し、競い、協働することです。優秀な若手は、優秀な若手に囲まれることで大きく成長します。
LOTUSを通じて、日本-インドのトップ研究室のつながりがさらに太くなり、そこで育った若い研究者同士の関係が、将来の科学技術協力を担う新たなネットワークへと発展していくことを期待しています。
事業および新規採択課題の詳細は、以下のウェブサイトをご確認ください。
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