科学技術振興機構報 第1841号

2026(令和8)年4月7日

科学技術振興機構(JST)

戦略的創造研究推進事業における2026年度新規研究領域と研究総括の決定
および研究提案の募集について

JST(理事長 橋本 和仁)は、文部科学省が設定した2026年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」「さきがけ」および「ACT-X」において、新たに研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これらの研究領域を対象として、2026年度の研究提案募集を2026年4月7日(火)から開始します。

本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術・イノベーションに大きく寄与する、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が定めた戦略目標に推進すべき研究領域とその責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。

研究領域の下、「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成し、研究を推進します。そして、「さきがけ」では研究者が個人で研究を推進します。また、「ACT-X」は優れた若手研究者の発掘および育成を行うプログラムで、研究総括および領域アドバイザーの助言・指導の下、若手研究者の個人研究を支援します。

なお2026年度の研究提案の募集は、2026年度に発足した新規研究領域と併せて、2024年度、2025年度に発足した研究領域についても実施します。

今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。

CREST

  • 「量子科学技術における未踏領域の開拓」(研究総括:平山 祥郎)
  • 「革新的な超寿命マテリアルの創出とその理論的基盤の構築」(研究総括:乾 晴行)
  • 「デジタル時空間拡張の実現に向けた技術革新と持続的価値共創」(研究総括:本村 陽一)
  • 「感覚の理解と制御がつなぐ生体システム操作」(研究総括:古川 貴久)

さきがけ

  • 「量子未踏領域への挑戦」(研究総括:初田 哲男)
  • 「超寿命マテリアルの創出に向けた機構解明と技術革新」(研究総括:津﨑 兼彰)
  • 「計算科学とデータ駆動科学の融合によるデジタル時空間拡張の基盤創出」(研究総括:河原 吉伸)
  • 「外界刺激の感知機構の理解と革新的拡張技術創出」(研究総括:富永 真琴)

ACT-X

  • 「GX実現に資するフロンティアマテリアル」(研究総括:内田 健一)

<募集期間>

CREST:2026年4月7日(火) ~ 6月2日(火)正午

さきがけ・ACT-X:2026年4月7日(火) ~ 5月26日(火)正午

研究提案募集の詳細については、以下ウェブサイトをご参照ください。

URL https://www.jst.go.jp/kisoken/boshuu/teian.html

なお、戦略目標「生体環境インタラクション~生物とエクスポソームの相互作用の解明~」に基づく新規研究領域(さきがけのみ)を後日設定し、研究提案募集を開始する予定です。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ>

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