科学技術振興機構報 第1789号

2025(令和7)年9月3日

科学技術振興機構(JST)

経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における
2025年度第3回研究開発課題の募集開始について

JST(理事長 橋本 和仁)は、内閣府および文部科学省が定めた研究開発構想を受け、経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)における研究開発課題募集を2025年9月3日(水)から開始します。

K Programでは、中長期的に日本が国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素となる先端的な重要技術を育成するため、国が定めた研究開発ビジョンに基づき研究開発を実施します。

研究開発ビジョン(第二次)は、経済安全保障推進会議および統合イノベーション戦略推進会議合同会議において2023年8月に決定されました(2025年3月一部改定)。これを受けて、内閣府および文部科学省が研究開発構想を策定しています。JSTは両府省から示された研究開発構想に基づき、本募集を行います。

今回、JSTは以下の個別研究型の研究開発構想について研究開発課題を募集します。

「合成生物学、データ科学等の先端技術を利用した肥料成分の有効活用・省肥料化・肥料生産等に関する技術」

公募枠:(1)実証型研究

(2)FS型研究

研究開発構想(個別研究型)に関してはプログラム・オフィサー(PO)が、研究開発ビジョンの達成と研究開発構想の実現に向けて、研究開発課題の実施を指揮・監督します。研究開発課題の募集は、2025年9月3日(水)~11月20日(木)正午まで実施し、POが外部有識者らの協力を得ながら選考を行います。

また、本募集について、2025年9月24日(水)に公募説明会(オンライン)を開催予定です。

詳細はK Programのウェブサイトをご覧ください。

URL:https://www.jst.go.jp/k-program/koubo/index.html

<プレスリリース資料>

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