科学技術振興機構報 第1729号

令和6年11月8日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

先端国際共同研究推進事業(ASPIRE)
日本-英国共同研究「エンジニアリングバイオロジー」領域
令和6年度新規課題の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、先端国際共同研究推進事業(ASPIRE) 日本-英国共同公募「エンジニアリングバイオロジー領域」において、新規課題の採択を決定しました。

ASPIREは、日本の科学技術力の維持・向上を図るため、政策上重要な科学技術分野において、国際共同研究を通じて日本と欧米など科学技術先進国・地域のトップ研究者同士を結び付け、日本の研究コミュニティーにおいて国際頭脳循環を加速することを目指すものです。日本-英国共同研究「エンジニアリングバイオロジー領域」では、英国研究技術革新機構(UKRI)傘下のバイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)との合意に基づき、エンジニアリングバイオロジーの基礎と横断的技術に焦点を当て、国際競争力のある日英の共同研究課題の支援を通じて国際的な研究者ネットワークを構築し、明日のエンジニアリングバイオロジーを担う若手研究者を育成するため、国際共同研究の募集を行いました。

今回の募集には30件の応募があり、両国の専門家の評価、JSTとBBSRCの協議により5件の採択を決定しました。研究実施期間は3年間(36ヵ月)を予定しています。

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

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例えば、世界的な気候変動、エネルギーや資源、感染症や食料の問題。私たちの行く手にはあまたの困難が立ちはだかり、乗り越えるための解が求められています。JSTは、これらの困難に「科学技術」で挑みます。新たな価値を生み出すための基礎研究やスタートアップの支援、研究戦略の立案、研究の基盤となる人材の育成や情報の発信、国際卓越研究大学を支援する大学ファンドの運用など。JSTは荒波を渡る船の羅針盤となって進むべき道を示し、多角的に科学技術を支えながら、安全で豊かな暮らしを未来へとつなぎます。

JSTは、科学技術・イノベーション政策推進の中核的な役割を担う国立研究開発法人です。

(英文)“ JST to jointly fund five research projects with the Biotechnology and Biological Sciences Research Council of the United Kingdom on the theme of Engineering Biology under the ASPIRE Program”

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