JST(理事長 橋本 和仁)は、第3回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)の受賞者を決定しました。第3回となる今回は、令和5年10月2日から12月11日まで応募を受け付け、外部有識者からなる選考委員会による審査を経て、最優秀賞1人、奨励賞2人の受賞としました。なお、日本電子株式会社(JEOL)の協賛により、最優秀賞受賞者に100万円、奨励賞受賞者に各50万円を賞金として贈呈します。
JSTでは、科学技術・イノベーションの創出に向けて女性研究者の活躍を推進しており、令和3年度、駐日ポーランド共和国大使館とともに、日本の女性研究者のより一層の活躍推進に貢献することを目的に、国際的に活躍が期待される若手女性研究者を表彰する「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」を創設しました。本賞は、ポーランドが生んだ偉大な女性研究者、マリア・スクウォドフスカ=キュリーが、30歳台前半での功績を認められ後にノーベル賞を受賞したことにちなみ、その名を冠しています。
本賞が対象としている博士後期課程および博士号取得後数年以内の女性研究者は、自立した研究者としての飛躍が最も期待される一方で、さまざまなライフイベントに直面することが多いのも事実です。本賞によって受賞者の活躍を称え広く知ってもらうことが、情熱としなやかさをもって飛躍しようとする女性研究者への応援と次世代の女性研究者育成につながることを期待しています。詳細につきましては、別紙および下記のホームページを参照してください。
<プレスリリース資料>
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<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 人財部 ダイバーシティ推進室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
嶋田 一義(シマダ カズヨシ)
Tel:03-5214-8443
E-mail:diversityjst.go.jp
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