国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)では、科学技術・イノベーションの創出に向けて女性研究者の活躍を推進しております。2021年度、駐日ポーランド共和国大使館とともに、国際的に活躍が期待される日本の若手女性研究者を表彰する「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」を創設しました。本賞は、ポーランドが生んだ偉大な女性研究者、マリア・スクウォドフスカ=キュリー注)が、30歳台前半での功績を認められノーベル賞を受賞したことにちなみ、その名を冠しています。
本賞が対象としている博士後期課程および博士号取得後数年以内の女性研究者は、自立した研究者としての飛躍が最も期待される一方で、さまざまなライフイベントに直面することが多いのも事実です。本賞によって受賞者の活躍を称え広く知ってもらうことが、情熱としなやかさをもって飛躍しようとする女性研究者への応援と次世代の女性研究者育成につながることを期待しています。
最優秀賞の受賞者には、駐日ポーランド共和国大使館およびポーランド科学アカデミーより、マリアが生まれ育ったポーランドの研究機関等の訪問機会を提供します。また、日本電子株式会社(JEOL)の協賛により、賞金として、最優秀賞に対し100万円、奨励賞に対し各50万円を贈呈します。
第4回となる今回は、2024年10月1日から同年12月10日まで応募を受け付け、選考委員会による書類審査及び面接審査を経て受賞者を決定します。受賞者の発表および授賞式は、2025年6月を予定しております。大学や研究所の基礎研究部門だけでなく、開発プロジェクトをはじめとするエンジニアリング、製品開発、及び多人数が関わった研究開発など、広い分野からの応募を歓迎いたします。
注)マリア・スクウォドフスカ=キュリー: ポーランドが生んだ世界的研究者。31歳でポロニウム、32歳でラジウムを発見し、女性で初めてノーベル賞を受賞、且つこれまでに唯一2つの異なる分野「化学賞」「物理学賞」を受賞。
2025年4月1日時点で博士学位取得後5年程度まで※の女性研究者(ポスドクを含む)、大学院生(博士後期課程)、およびこれらに相当する者
※ライフイベントなどによる研究活動休止期間を勘案する
科学技術に関連する幅広い研究分野を対象
国籍:日本、 居所:不問
○最優秀賞 1名
賞金:100万円
副賞:ポーランドへの渡航・研究機関等を訪問するための滞在費を支弁
(滞在は2週間程度。渡航は2025年秋を想定)
○奨励賞 2名
賞金:各50万円
選考は、外部有識者からなる選考委員会により選考の観点に基づき実施します。
1)書類選考
※応募フォームに記載の他、2通の推薦書添付を必須とします。
※海外からの推薦書も歓迎します。
2)面接
※書類選考通過者のみ、面接の日程について連絡します。
※面接はオンラインにて実施します。
※面接は英語で実施いたします。
2024年10月1日(火)~2024年12月10日(火) 日本時間正午まで
文部科学省
ポーランド教育科学省
2025年6月5日(木)に駐日ポーランド共和国大使館で開催予定の授賞式にて受賞者を発表
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
人財部 ダイバーシティ推進室
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