科学技術振興機構報 第1671号

令和6年2月28日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextにおける
令和6年度新規未来本格型研究開発課題の決定について

JST(理事長 橋本 和仁)は、戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextにおいて、令和6年度の新規未来本格型研究開発課題と研究開発代表者を決定しました。

本プログラムは、カーボンニュートラルへの貢献という出口を明確に見据えつつ、幅広い領域でのチャレンジングな提案を募り、科学技術パラダイムを大きく転換するゲームチェンジングテクノロジー創出を目指すものです。

未来社会創造事業の「地球規模課題である低炭素社会の実現」領域で推進する研究開発課題の探索研究の成果と、ALCA-Next未来本格型での研究計画について、書類と面接により評価しました。未来社会創造事業の運営統括が研究開発運営会議らの協力を得て実施した予備評価も踏まえ、ALCA-Nextのプログラムオフィサー(PO)が領域アドバイザーらの協力を得て評価を実施し、革新的GX技術推進委員会で審議しました。

以上の審議を経て、1件の新規未来本格型研究開発課題を下記の通り決定しました。

「未来本格型」領域(PO:近藤 昭彦)

「低交流損失と高ロバスト性を両立させる高温超伝導技術」
雨宮 尚之(京都大学 大学院工学研究科 教授)

事業や研究開発課題の詳細は下記ホームページを参照してください。

・事業ホームページURL

https://www.jst.go.jp/alca/index.html

・課題概要URL

https://www.jst.go.jp/alca/evaluation/full-scale-sg1/2023.html

<プレスリリース資料>

<お問い合わせ先>

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