JST(理事長 濵口 道成)は、文部科学省が設定した2021年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」「さきがけ」および「ACT-X」において、新たに12の研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。この12研究領域を対象として、2021年度第2期の研究提案募集を2021年4月13日(火)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下に推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。
研究領域の下、「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成して、「さきがけ」では研究者が個人で、研究を推進します。「ACT-X」は優れた若手研究者を見いだして育成するプログラムであり、研究総括および領域アドバイザーの助言・指導の下、若手研究者の個人研究を支援するものです。
なお2021年度の研究提案の募集は、2019年度、2020年度に発足した研究領域(第1期)、2021年度に発足した新規研究領域(第2期)と、時期を分けて実施します。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「分解・劣化・安定化の精密材料科学」(研究総括:高原 淳)
- 「基礎理論とシステム基盤技術の融合によるSociety 5.0のための基盤ソフトウェアの創出」(研究総括:岡部 寿男)
- 「データ駆動・AI駆動を中心としたデジタルトランスフォーメーションによる生命科学研究の革新」(研究総括:岡田 康志、研究総括補佐:髙橋 恒一)
- 「未踏探索空間における革新的物質の開発」(研究総括:北川 宏)
- 「生体マルチセンシングシステムの究明と活用技術の創出」(研究領域統括:永井 良三、研究総括:入來 篤史)
さきがけ
- 「持続可能な材料設計に向けた確実な結合とやさしい分解」(研究総括:岩田 忠久)
- 「複雑な流動・輸送現象の解明・予測・制御に向けた新しい流体科学」(研究総括:後藤 晋)
- 「社会変革に向けたICT基盤強化」(研究総括:東野 輝夫)
- 「物質探索空間の拡大による未来材料の創製」(研究総括:陰山 洋)
- 「パンデミックに対してレジリエントな社会・技術基盤の構築」(研究総括:押谷 仁)
- 「生体多感覚システム」(研究領域統括:永井 良三、研究総括:神崎 亮平)
ACT-X
- 「リアル空間を強靭にするハードウェアの未来」(研究総括:田中 秀治)
<募集期間(第2期)>
2021年4月13日(火)~6月1日(火)正午(さきがけ・ACT-X)
2021年4月13日(火)~6月8日(火)正午(CREST)
研究提案募集の詳細については、別紙および下記ホームページを参照してください。
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(547KB)
<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 戦略研究推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
舘澤 博子(タテサワ ヒロコ)
E-mail:rp-infojst.go.jp