JST(理事長 濵口 道成)は、社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する戦略的創造研究推進事業(社会技術研究開発)において、「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム」を新規に設定し、そのプログラム総括を東京大学 大学院人文社会系研究科 唐沢 かおり 教授に決定しました。
社会技術研究開発は、現存する社会問題の解決や将来起こり得る社会問題への対処などを通して、新たな社会的・公共的価値の創出を目指す事業です。社会問題に関係するさまざまな関与者と研究者が協働するためのネットワークを構築し、競争的環境下で自然科学と人文・社会科学の知識を活用した研究開発を推進します。「科学技術基本法」の改正(令和2年3月閣議決定)の検討などを踏まえ、人文・社会科学の適切な知見活用を基盤としたELSIの研究開発のために、今回新たなプログラムを設定しました。
本プログラムでは、責任ある研究・イノベーションの営みの普及・定着に資する実践的協業モデルの創出を目指して、ELSIの研究開発を包括的・実践的に行う提案を募集します(今後、複数年度にわたり公募を実施予定)。運営責任者であるプログラム総括がアドバイザーなどの協力を得て、研究開発提案の募集、選考、並びに採択後の研究開発マネジメントなど、プログラム目標の達成に向けた取り組みを推進します。
<募集期間>
令和2年5月1日(金)~6月23日(火)正午
なお、本プログラムでは、新型コロナウイルス感染症など新興感染症に関連する諸問題にELSIの観点から貢献する研究開発も対象とします。
研究開発提案募集の詳細については、別紙および下記ホームページを参照してください。
URL https://www.jst.go.jp/ristex/
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(182KB)
<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 企画運営室
〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
浅野 光基(アサノ コウキ)、濱田 志穂(ハマダ シホ)
E-mail:boshujst.go.jp