JST(理事長 濵口 道成)は、文部科学省が設定した2020年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」「さきがけ」および「ACT-X」において、新たに11の研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。この11研究領域を対象として、2020年度第2期の研究提案募集を2020年4月14日(火)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下に推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。
研究領域の下、「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成して、「さきがけ」では研究者が個人で、研究を推進します。「ACT-X」は優れた若手研究者を見いだして育成するプログラムであり、研究総括および領域アドバイザーの助言・指導の下、若手研究者の個人研究を支援するものです。
なお2020年度の研究提案の募集は、2018年度、2019年度に発足した研究領域(第1期)、2020年度に発足した新規研究領域(第2期)と、時期を分けて実施します。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「原子・分子の自在配列・配向技術と分子システム機能」(研究総括:君塚 信夫)
- 「情報担体を活用した集積デバイス・システム」(研究総括:平本 俊郎)
- 「信頼されるAIシステムを支える基盤技術」(研究総括:相澤 彰子)
- 「細胞内現象の時空間ダイナミクス」(研究総括:遠藤 斗志也)
さきがけ
- 「原子・分子の自在配列と特性・機能」(研究総括:西原 寛)
- 「情報担体とその集積のための材料・デバイス・システム」(研究総括:若林 整)
- 「信頼されるAIの基盤技術」(研究総括:有村 博紀)
- 「植物分子の機能と制御」(研究総括:西谷 和彦)
- 「細胞の動的高次構造体」(研究総括:野地 博行)
ACT-X
- 「AI活用で挑む学問の革新と創成」(研究総括:國吉 康夫)
- 「環境とバイオテクノロジー」(研究総括:野村 暢彦)
<募集期間(第2期)>
2020年4月14日(火)~6月23日(火)正午
研究提案募集の詳細については、別紙および下記ホームページを参照してください。
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(477KB)
<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 戦略研究推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
中村 幹(ナカムラ ツヨシ)
E-mail:rp-infojst.go.jp