課題名 | 研究代表者 | 所属・役職 | 共同研究課題概要 |
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南方性アジ類の遺伝資源の保全と持続的利用に関する国際共同研究 | タイ |
カセサート大学 水産学部 教授 | 本研究は、南方性アジ類2種(ロウニンアジ、コガネシマアジ)における遺伝的多様性と飼育特性の把握を行うことにより、これらの遺伝資源の有効利用と持続的利用法の確立を目的とする。 具体的には、タイ側は、飼育特性の把握と本課題のとりまとめを行う。日本側は、参加各国の研究者より提供された試料を用いて、遺伝マーカーの開発、遺伝マーカーを用いた遺伝的多様性の把握や集団構造の解析などを行う。他の参加国は、各国海域における飼育特性の把握やサンプル収集を実施する。 これら2種のアジはインド-太平洋海域に広く分布する南方性の魚種であり、東南アジア各国では食料資源として重要であることから、各参加国の共同研究を通して、地域間の遺伝的差異や形質の差異に対する遺伝的影響の把握を目指す。 |
スリランカ |
ルフナ大学 理学部 教授 | ||
日本 |
東北大学 大学院農学研究科 准教授 | ||
フィリピン ブライアン・サントス |
フィリピン大学ディリマン校 生物学部 助教 | ||
人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を用いた鳥類絶滅危惧種の遺伝資源保全 | 日本 |
熊本大学 国際先端医学研究機構 特別招聘教授 | 本研究で、絶滅危惧の恐れがある鳥類iPS細胞を起点とする新しい鳥類遺伝資源保全技術の確立を目指す。 具体的には、日本側は、絶滅危惧の恐れがある鳥類キジ目(マクジャクおよび純系セキショクヤケイ)のiPS細胞作製およびその多能性の検証を行う。ロシア側は、近縁種の多能性初期胚について解析し、鳥類キジ目iPS細胞作製に用いる効率の良いリプログラミング因子を同定する。タイ側は、タイ王国動物園機構を通じて研究対象鳥類キジ目の体細胞組織を入手し、iPS細胞作製に用いる成体由来の初代繊維芽細胞を分離し、セルバンク化する。 3ヵ国による相補的な共同研究を通して、既存の鳥類始原生殖細胞を基盤とする遺伝資源保全技術を補完する新しい保全技術を提唱するとともに、鳥類絶滅危惧種に対する遺伝資源保全操作の適用拡大を目指す。 |
ロシア |
カザン連邦大学 基礎医学・生物学研究所 准教授 | ||
タイ |
マヒドン大学 理学部 講師 |
※氏名に下線のある研究者が研究チームリーダー