JST(理事長 濵口 道成)は、「e-ASIA共同研究プログラム」注1)第6回公募において、5ヵ国5機関注2)と共同で「材料(革新的材料のための機能性バイオナノテクノロジー)」分野に関する共同研究課題の募集および審査を行い、平成29年度新規課題として以下の1件を決定しました(別紙1)。
「遺伝物質の構造および初期感染過程のナノ可視化法の開発によるバイオナノテクノロジーの新たな展開」
日本 | :福井 希一 招聘教授(大阪大学 大学院薬学研究科) |
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タイ | :コンソン・スリクルナス 助教(カセサート大学 理学部遺伝科学科) |
ベトナム | :クオ・バオ・グエン 講師(ノンラム大学 バイオテクノロジー・環境研究所) |
本研究は、遺伝物質の構造および微生物の初期の感染過程についてナノオーダーでの可視化・操作法を開発することで、バイオナノテクノロジーの新たな展開を目指すものです。
今回の共同研究課題の募集では15件の応募があり、これらの応募課題を公募参加各国の専門家が評価しました。その結果をもとにJSTと公募参加機関が協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から各国がともに支援すべきとして合意した1件を採択課題として決定しました。
研究実施期間は約3年間です。JSTによる資金の額は、研究課題あたり3年間で総額3510万円(上限)を予定しています。