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科学技術振興機構報 第1285号

平成29年10月10日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

e-ASIA共同研究プログラム 平成29年度採択
「先端融合」分野における新規課題採択について

JST(理事長 濵口 道成)は、「e-ASIA共同研究プログラム注1)第6回公募において、5カ国5機関注2)と共同で「先端融合(電力のためのインテリジェント・インフラストラクチャ)」分野に関する共同研究課題の募集および審査を行い、平成29年度新規課題として以下の1件を決定しました(別紙1)。

「e-Asia諸国における拡張可能型のクラスターに基づくエネルギーインフラの研究」

日本 中西 要祐 特任教授(早稲田大学 理工学術院 環境・エネルギー研究科)
タイ ウドム・レウンファイザル 部長(国立電子コンピューター技術研究センター 先端自動電子技術研究部)
フィリピン ノエル・エストペレス 教授(ミンダナオ州立大学イリガン校 工学部)
インドネシア アブラハム・ロミ 教授(マラン工科大学 工学部)

本研究は、エネルギーインフラの拡張が急務である東南アジア諸国において、拡張性があり環境保全に配慮した電力供給システムを普及促進することを目指すものであり、科学技術政策の基本指針の一つとして挙げられている「超スマート社会の実現(Society 5.0)」に向けた取組みとしても期待されています。

今回の共同研究課題の募集では3件の応募があり、これらの応募課題を公募参加各国の専門家が評価しました。その結果をもとにJSTと公募参加機関が協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から各国がともに支援すべきとして合意した1件を採択課題として決定しました。

研究実施期間は約3年間です。JSTによる資金の額は、研究課題あたり3年間で総額3510万円(上限)を予定しています。

注1) e-ASIA共同研究プログラム(e-ASIA JRP)
本プログラムは、東アジア地域において、科学技術分野における研究交流を加速することにより研究開発力を強化するとともに、エネルギー、防災、感染症など、当該地域の各国が共通して抱える課題の解決を目指す事業です。
その一環として、メンバー国のうち3ヵ国以上による国際共同研究を実施しています。参加国が合意した分野において共同研究を実施することを通じて、地域課題の解決や経済発展、人材育成に寄与していきます。
URL:http://www.the-easia.org/jrp/
注2) 公募参加機関

<添付資料>

別紙1:e-ASIA共同研究プログラム 「先端融合」分野 平成29年度新規課題 一覧

別紙2:e-ASIA共同研究プログラム 「先端融合」分野 平成29年度新規課題採択 日本側評価委員 一覧

参考:e-ASIA共同研究プログラム 平成29年度新規課題採択に関して

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 国際科学技術部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
久永 幸博(ヒサナガ ユキヒロ)
Tel:03-5214-7375 Fax:03-5214-7379
E-mail:

(英文)“JST is to fund one joint research project coordinated by e-ASIA Joint Research Program (e-ASIA JRP) in the field of “Advanced Interdisciplinary Research towards Innovation”