JST(理事長 濵口 道成)は、大学発新産業創出プログラム(START)<社会還元加速プログラム(SCORE)>における平成29年度の新規研究開発課題16件を決定しました(別紙)。
本事業では、JSTが関わって創出された技術シーズを対象とし、その事業化を行うベンチャーの起業・成長に有益な知識の学習およびビジネスモデルの仮説立案検証を行います。具体的には、研究者やアントレプレナー志望者などがチームを組み、自らの技術シーズを基にしたビジネスモデルの策定と実用検証可能な最小限の試作品の作製を行い、想定される顧客などの評価を受けます。その評価結果や社会ニーズを、次の研究開発にフィードバックさせてビジネスモデルのさらなる現実化・高度化を目指すとともに、この事業化に向けた改善サイクルの経験を通して、起業および経営に必要な能力の向上やネットワークの形成を図ります。
本年度の募集は平成29年5月29日(月)から8月30日(水)まで行い、23件の応募がありました。また、それらに対し外部専門家で構成された委員会による審査を実施し、その結果をもとに16件の新規研究開発課題を決定しました。
今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。