JST(理事長 濵口 道成)は、「e-ASIA共同研究プログラム」注1)第5回公募において、5ヵ国5機関注2)と共同で「バイオエネルギー」分野に関する共同研究課題の募集および審査を行い、平成28年度新規課題として以下の2件を決定しました(別紙1)。
「東アジアにおけるバイオマスエネルギーの社会実装に関わる実現可能性調査」
日本 | : | 勝田 正文 所長(早稲田大学 環境総合研究センター) |
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タイ | : | パリタッド・バンドフバンヨン 常任理事(パニャピワット経営大学) |
ベトナム | : | チュアン・リアン 学部長(ハノイ工科大学 交通工学部) |
インドネシア | : | アヌゲラ・ウィディヤント 部長(インドネシア技術評価応用庁) |
ミャンマー | : | エイエイ・ハトウェ 准教授(ミャンマー教育省 研究イノベーション庁) |
ラオス | : | ボウンミー・ケオハヴォン ディレクター(ソウファノウボング大学) |
本研究は、バイオマスエネルギーについて関心の高いASEAN諸国との広域ネットワークを構築し、東アジアにおけるバイオマスエネルギーの応用展開に向けた協働調査および若手研究人材の育成を行うものです。
「ASEANバイオマス活用に向けた耐熱性微生物を利用するバイオ燃料等変換プロセスの開発」
日本 | : | 山田 守 教授(山口大学 大学院創成科学研究科) |
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タイ | : | サビトリー・リムトン 教授(カセサート大学 理学部) |
インドネシア | : | アントン・ムヒブディン 助教(ブラビジャヤ大学 農学部) |
ラオス | : | ソムチャン・ボウンファミー 准教授(ラオス国立大学 自然科学部) |
本研究は、熱帯性環境に棲息する耐熱性微生物を利用することにより、ASEANバイオマス活用に向けた新たなバイオ燃料等変換プロセスの開発を目指すものです。
今回の共同研究課題の募集では9件の応募があり、これらの応募課題を公募参加各国の専門家が評価しました。その結果をもとにJSTと公募参加機関は協議を行い、研究内容の優位性や交流計画の有効性などの観点から合意した2件を採択課題として決定しました。
研究実施期間は約3年間です。JSTによる資金の額は、研究課題あたり3年間で総額3510万円(上限)を予定しています。