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別紙1

e-ASIA共同研究プログラム
「バイオエネルギー」分野
平成28年度新規課題一覧

共同研究課題 研究代表者 所属・役職 共同研究課題概要
東アジアにおけるバイオマスエネルギーの社会実装に関わる実現可能性調査 日本 勝田 正文 早稲田大学
環境総合研究センター
所長
本研究では、我が国とASEAN諸国(タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、ラオス)との広域連携で、東アジアの有望なバイオマスエネルギーについてデータベースを相補的に作成し、地域のニーズ(出口戦略)および持続可能なバイオマス原料の供給量等(入口戦略)を明らかにすることを試みる。ついで、バイオマスエネルギーへの転換技術(技術戦略)を含めた経済性評価およびLCA(ライフサイクルアセスメント)等を行い、地域に最も適したバイオマスエネルギーとその生産システムを検討し、低炭素社会の構築に資する。 また、ASEAN諸国のバイオマスエネルギーに関わる若手研究者の実践的な人材育成も併せて期待できる。
タイパリタッド・バンドフバンヨン パニャピワット経営大学
常任理事
ベトナムチュアン・リアン ハノイ工科大学
交通工学部
学部長
インドネシアアヌゲラ・ウィディヤント  インドネシア技術評価応用庁
部長
ミャンマーエイエイ・ハトウェ ミャンマー教育省
研究イノベーション庁
准教授
ラオスボウンミー・ケオハヴォン ソウファノウボング大学
ディレクター
ASEANバイオマス活用に向けた耐熱性微生物を利用するバイオ燃料等変換プロセスの開発 日本 山田 守 山口大学
大学院 創成科学研究科
教授
本研究は、熱帯性環境に棲息する耐熱性微生物を利用することにより、農業残渣のバイオ燃料等への変換コストの低減に繋がる新規変換プロセスの開発を目指すとともに、ASEANバイオマス活用の基盤形成と人材育成を目指す。日本側は耐熱性微生物のロバスト化を含む発酵生産の新技術構築を、タイはセルロース系農業残渣の利用を目指した微生物分離を含む技術構築を、インドネシアやラオス側はでんぷん系等の農業残渣の利用を目指した微生物分離を含む技術構築を行う。 各国が、微生物の分離や育種、発酵、技術開発など相補的に研究することにより、農業残渣の有効利用に繋がるバイオ燃料等の低コスト型発酵生産の技術を開発することが期待される。
タイサビトリー・リムトン カセサート大学
理学部
教授
インドネシアアントン・ムヒブディン ブラビジャヤ大学
農学部
助教
ラオスソムチャン・ボウンファミー ラオス国立大学
自然科学部
准教授