JST(理事長 濵口 道成)社会技術研究開発センター(RISTEX)が推進する研究開発領域「人と情報のエコシステム(HITE)」は、領域総括 國領 二郎(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)および、産学官の多様なメンバーによって構成されたアドバイザーによる選考を実施、全67件の提案の中から11件のプロジェクトを決定しました(別紙1、2、3)。今後、11月1日から研究開発を始動します。
本研究開発領域では、ビッグデータを活用した人工知能、ロボット、IoTなどの情報技術の急速な進展に伴い、それらがもたらす倫理的・法的・社会的問題(ELSI)に適切に対処していくために、情報技術と人間・社会との共進化を促すためのプラットフォームの構築を目指した研究開発を推進していきます(参考1)。今後の活動は、「人と情報のエコシステム(HITE)」公式サイトなどを通じて発信していく予定です。
■國領 二郎 領域総括のコメント
審査を終えて、本領域の重要性と同時に、ただならぬ難しさを改めて感じています。技術の進化を止めることなく人間となじみを保っていくためには、技術の意味を理解し、正しく導く人間と技術の相互フィードバックを迅速かつ円滑に行っていかなければなりません。そのためには文理の壁を超えた議論のできるプラットフォームと人材づくりが欠かせません。それは言うは易くとも行い難い使命です。困難を乗り越えるべく取り組んでまいりますので、皆様のお力添えをよろしくお願い申し上げます。
「人と情報のエコシステム(HITE)」 研究開発領域 サイト
https://www.jst.go.jp/ristex/examin/active/hite/ecosystem.html
社会技術研究開発センター 公式サイト
https://www.jst.go.jp/ristex/