JST(理事長 濵口 道成)は、大学発新産業創出プログラム(START)技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕における平成27年度の新規研究開発課題18件を決定しました(別紙)。
STARTは、ベンチャーキャピタルなどの事業化ノウハウを持った人材を「事業プロモーター」として活用し、研究者とともに事業戦略・知財戦略を構築しつつ市場や出口を見据えた研究開発と事業育成を一体的に推進し、ベンチャー企業の設立を目指します(参考)。
技術シーズ選抜育成プロジェクト〔ロボティクス分野〕では、若手研究者の技術シーズを発掘し、選抜、育成することで、STARTの事業プロモーターへの提案につなげることを目的とします。ロボティクス関連の研究開発またはベンチャービジネスにおいて国内外で活躍する人材をメンターとして配置し、大学などの若手研究者チームがメンターの指導・助言を受け、自らの技術シーズを基に試作品を製作します。さらに、試作品を事業プロモーターに演示します。
本プロジェクトでは、メンターが独自の視点に基づき、提案された研究開発課題より有望な技術シーズを選抜し、その後、外部専門家で構成される委員会にて審査(事前評価)を実施した結果をもとに新規研究開発課題を決定します。
本年度の募集は平成27年6月9日(火)から開始し、7月31日(金)までに応募が40件あった中より、18件の新規研究開発課題を決定しました。
今後、契約などの条件が整い次第、研究開発を開始する予定です。