JST(理事長 中村 道治)は、文部科学省が設定した平成27年度戦略目標を受け、戦略的創造研究推進事業「CREST」および「さきがけ」において、新たに9つの研究領域を設定し、その研究総括を決定しました。これら9つの新規研究領域を対象として、平成27年度の研究提案募集(第2期)を平成27年6月16日(火)から開始します。
本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、そのもとに推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究提案は研究領域ごとに募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで「CREST」では選定された研究代表者が研究チームを編成することで、「さきがけ」では研究者が個人で研究を推進します。
今回、新たに設定する研究領域は以下の通りです。
CREST
- 「新たな光機能や光物性の発現・利活用を基軸とする次世代フォトニクスの基盤技術」(研究総括:北山 研一)
- 「多様な天然炭素資源の活用に資する革新的触媒と創出技術」(研究総括:上田 渉)
- 「環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出」(研究総括:田畑 哲之)
さきがけ
- 「光の極限制御・積極利用と新分野開拓」(研究総括:植田 憲一)
- 「革新的触媒の科学と創製」(研究総括:北川 宏)
- 「理論・実験・計算科学とデータ科学が連携・融合した先進的マテリアルズインフォマティクスのための基盤技術の構築」(研究総括:常行 真司)
- 「フィールドにおける植物の生命現象の制御に向けた次世代基盤技術の創出」(研究総括:岡田 清孝)
- 「情報科学との協働による革新的な農産物栽培手法を実現するための技術基盤の創出」(研究総括:二宮 正士)
CREST・さきがけ複合領域
- 「微小エネルギーを利用した革新的な環境発電技術の創出」(研究総括:谷口 研二、副研究総括:秋永 広幸)
<募集期間>
平成27年6月16日(火)~8月4日(火)正午
研究提案募集の詳細については、別紙資料および下記ホームページを参照してください。