本事業は、社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的とした基礎研究を推進します。
国の科学技術政策や社会的・経済的ニーズなどを踏まえ、「戦略目標」を国(文部科学省)が設定し、そのもとに推進すべき研究領域と研究領域の責任者である研究総括(プログラムオフィサー)をJSTが定めます。研究総括は、戦略目標の達成へ向けて、科学技術イノベーションを生み出す革新的技術シーズの創出を目指した基礎研究を推進します。
本事業のうち、「CREST」と「さきがけ」では、研究総括が研究領域をバーチャル・ネットワーク型研究所として運営します。研究領域ごとに研究提案を募集し、研究総括が領域アドバイザーらの協力を得ながら選考します。研究領域のもとで、選定された研究代表者が研究チームを編成し(CREST)、または研究者が個人で(さきがけ)、研究を推進します。
原則として下記の通りですが、各研究領域の運営方針により異なる場合があります。
研究タイプ | 研究期間内の研究費総額 | 研究期間 |
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CREST | 1.5~5億円 | 5年半以内 |
さきがけ | 3~4千万円 | 3年半以内 |
平成27年度の第2期に研究提案を募集する研究領域と募集期間は、以下の通りです。
なお、「CREST」と「さきがけ」の両方に研究提案者として応募することはできません(全ての研究領域の中から、研究提案者として1件のみ)。
研究提案募集(第1期)に応募された方も、研究提案募集(第2期)に応募することができますが、採択されるのは1領域のみです。第2期に応募している方が第1期で採択候補となった際は、いずれか一方の応募を選択していただきます。
募集期間(CREST・さきがけ共通): 平成27年6月16日(火)~8月4日(火)正午
○CREST
戦略目標 | 研究領域とその概要 | 研究総括 | 研究領域 発足年度 |
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新たな光機能や光物性の発現・利活用による次世代フォトニクスの開拓 | 『新たな光機能や光物性の発現・利活用を基軸とする次世代フォトニクスの基盤技術』 【概要】 本研究領域では、従来の光科学技術を横断的かつ重層的に集積・発展させることにより、将来の社会・産業ニーズに応える新たなフォトニクス分野の「破壊的イノベーション(従来の価値を破壊し、全く異なる価値基準で技術を生み出すイノベーション)」を創造するとともに、新技術シーズの創出を支える基礎的な原理の解明にも併せて取り組みます。 |
北山 研一 (大阪大学 大学院工学研究科 教授) |
平 成 2 7 年 度 |
多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製 | 『多様な天然炭素資源の活用に資する革新的触媒と創出技術』 【概要】 本研究領域は、多様な天然炭素資源をバランスよく活用できる将来の産業基盤の確立に向けて、その根幹をなすメタンをはじめとするアルカンガス資源を従来にない形で有用な化成品・エネルギーに変換するための革新的な触媒の創出を推進します。 |
上田 渉 (神奈川大学 工学部 教授) |
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気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムの構築 | 『環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出』 【概要】 本研究領域では、フィールドにおける植物の環境応答機構の包括的な理解に基づき実用植物を分子レベルから設計する技術の確立に資する研究を推進します。具体的には、環境変動にロバストに応答する植物の特性を定量的に把握し、生長や機能の人為的な制御を可能とする新技術の確立を目指します。また、出口戦略の観点から実用植物の活用に主眼を置き、機能マーカーやDNAマーカーなどの生物指標の同定やそれらを活用した新しい植物の開発等を試みます。 |
田畑 哲之 (公益財団法人 かずさDNA研究所 所長・副理事長) |
○さきがけ
戦略目標 | 研究領域とその概要 | 研究総括 | 研究領域 発足年度 |
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新たな光機能や光物性の発現・利活用による次世代フォトニクスの開拓 | 『光の極限制御・積極利用と新分野開拓』 【概要】 本研究領域では、本質的な限界を持たないといわれる光を使って限界に挑戦し、それを超えようとする研究を推進します。 |
植田 憲一 (電気通信大学 名誉教授) |
平 成 2 7 年 度 |
多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製 | 『革新的触媒の科学と創製』 【概要】 本研究領域では、メタンや低級アルカンなどを、化成品原料やエネルギーへ効率的に変換するための革新的な触媒の創製に取り組みます。 |
北川 宏 (京都大学 大学院理学研究科 教授) |
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多様な天然炭素資源を活用する革新的触媒の創製 |
『理論・実験・計算科学とデータ科学が連携・融合した先進的マテリアルズインフォマティクスのための基盤技術の構築』 【概要】 本研究領域では、実験科学、理論科学、計算科学、データ科学の連携・融合によって、それぞれの手法の強みを活かしつつ相互に得られた知見を活用しながら新物質・材料設計に挑む先進的マテリアルズインフォマティクスの基盤構築と、それを牽引する将来の世界レベルの若手研究リーダーの輩出を目指します。 |
常行 真司 (東京大学 大学院理学系研究科 教授) |
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情報デバイスの超低消費電力化や多機能化の実現に向けた、素材技術・デバイス技術・ナノシステム最適化技術等の融合による革新的基盤技術の創製 | |||
分野を超えたビッグデータ利活用により新たな知識や洞察を得るための革新的な情報技術及びそれらを支える数理的手法の創出・高度化・体系化 | |||
環境・エネルギー材料や電子材料、健康・医療用材料に革新をもたらす分子の自在設計「分子技術」の構築 | |||
気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムの構築 | 『フィールドにおける植物の生命現象の制御に向けた次世代基盤技術の創出』 【概要】 本研究領域では、フィールドにおける環境変化に適応し、安定的に生育する植物を分子レベルから設計するための次世代技術に関する研究を推進します。 |
岡田 清孝 (龍谷大学 農学部 教授/自然科学研究機構 理事) |
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気候変動時代の食料安定確保を実現する環境適応型植物設計システムの構築 | 『情報科学との協働による革新的な農産物栽培手法を実現するための技術基盤の創出』 【概要】 本研究領域では、気候変動や環境負荷低減に向けた要求など、さまざまな制約のもとでも高収量・高品質な農業生産を持続的に行うことを可能とする先進的な栽培手法の実現を目指します。 |
二宮 正士 (東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授) |
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社会における支配原理・法則が明確でない諸現象を数学的に記述・解明するモデルの構築 |
○CREST・さきがけ複合領域
戦略目標 | 研究領域とその概要 | 研究総括 | 研究領域 発足年度 |
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微小エネルギーの高効率変換・高度利用に資する革新的なエネルギー変換機能の原理解明、新物質・新デバイスの創製等の基盤技術の創出 | 『微小エネルギーを利用した革新的な環境発電技術の創出』 【概要】 本研究領域は、さまざまな環境に存在する熱、光、振動、電波、生体など未利用で微小なエネルギーを、センサーや情報処理デバイスなどでの利用を目的としたμW~mW程度の電気エネルギーに変換(環境発電)する革新的な基盤技術の創出を目指します。 |
谷口 研二 (奈良工業高等専門学校 校長/大阪大学 名誉教授) (副研究総括) 秋永 広幸 (産業技術総合研究所 ナノエレクトロニクス研究部門 総括研究主幹) |
平 成 2 7 年 度 |
平成27年度の応募は「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」により受け付けます。
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)ポータルサイト
URL:http://www.e-rad.go.jp/
研究提案募集ホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。
URL:http://www.senryaku.jst.go.jp/teian.html
科学技術振興機構 戦略研究推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
募集専用Tel:03-3512-3530
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