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科学技術振興機構報 第1042号

平成26年8月29日

東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)
課題「エネルギーキャリア」における
平成26年度研究責任者の公表について

JST(理事長 中村 道治)が管理法人をつとめる、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)の課題「エネルギーキャリア」における、平成26年度研究責任者が確定しました。

SIPは、府省・分野の枠を超えた横断型のプログラムであり、総合科学技術・イノベーション会議が対象となる課題を特定し、予算を重点配分します。課題ごとにPD(プログラムディレクター)を選定し、基礎研究から出口(実用化、事業化)までを見据え、規制、制度改革や特区制度の活用なども視野に入れて推進していくものです。

本課題「エネルギーキャリア」は、再生可能エネルギー等を起源とする電気および水素などにより、クリーンかつ経済的でセキュリティーレベルも高い新たなエネルギー社会を構築し、世界に向けて発信することを目的に、2018年までに、再生可能エネルギー等の利用による安価なエネルギーキャリア製造技術のモデル検証、エネルギーキャリアを利用した発電、水素ステーションへの供給システムなどの技術確立を目指します。今年度は特に(1)アンモニアキャリアの開発、(2)有機ハイドライドの開発、(3)液体水素の開発、(4)水素利用技術の開発、(5)エネルギーキャリアの安全性評価、の5つの研究開発項目を優先課題として取り組み、11の研究開発テーマを開始します(研究開発期間:5年、年間研究開発費:0.5億円~4億円/研究開発テーマ)。

今回は、「エネルギーキャリア(新規研究開発テーマ)」および「エネルギーキャリア(特定研究開発テーマ)」を募集し(特定研究開発テーマは参加者確認公募)、産官学各界の研究者からそれぞれ13件と3件の応募がありました。募集締め切り後、新規研究開発テーマについては運営・評価委員会において書類選考と面接選考(事前評価)を実施しました。その後、PD(村木 茂 東京ガス株式会社 取締役副会長)および内閣府の了承を経て研究責任者11名が確定しました(別紙1)。

なお、事業の詳細や選考の方法などは下記ホームページを参照してください。

ホームページURL: https://www.jst.go.jp/sip/k04.html

<添付資料>

別紙1:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「エネルギーキャリア」新規採択チームおよび研究責任者

別紙2:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「エネルギーキャリア」運営・評価委員

別紙3:選考の観点

参考:SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「エネルギーキャリア」の概要

<お問い合わせ先>

科学技術振興機構 環境エネルギー研究開発推進部
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
古賀 明嗣(コガ アキツグ)
Tel:03-3512-3543 Fax:03-3512-3533
E-mail: