(1)選考の基準は、以下の通り。
- a. 提案内容が、SIPの意義の重要性や趣旨および課題の目的と合致しているか。
- b. 研究開発テーマの目標および研究開発計画が妥当であるか。
特に当初の研究期間終了時までに実証研究を行うか、または研究期間終了時に実証研究へ移行できるような開発目標が組まれているか。
目標達成に向けた工程表は妥当であるか。
目標達成に向けた具体的な道筋を示しているか。
- c. 研究開発の実施体制、予算、実施規模が妥当であるか。
適切なマネジメント体制が構築されているか。実用化までを見据えた研究開発実施体制となっているか。
- d. 実用化・事業化への戦略性、達成度合いは妥当であるか。
特に、将来水素社会の中で、開発技術を使って事業を行うのは、どのような企業や業界か、シナリオとして描けているか。
※ さらに、提案内容が科学的な学理に基づいていることを明確に示すこと。単なる思い付きではなく、提案に至った根拠となる何らかのデータが示されていることが必要。
(2)上記のほか、研究開発項目ごとに提案を期待する研究要素を募集要項に示した。
(3)研究費の不合理な重複ないし過度の集中にあたるかどうかも、選考の要素とした。
(4)知的財産の取得・活用に対する考え方の提示も選考の要素とした。