日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明)と九州大学(総長:石橋 達朗、所在地:福岡県福岡市西区元岡744番地)と東京大学(総長:藤井 輝夫、所在地:東京都文京区本郷七丁目3番1号)は、量子コンピューターの動作に応じ動的に誤り訂正を行うことで、誤り耐性量子コンピューターの拡大における障害とされてきたバーストエラーの影響を大幅に削減するアーキテクチャーを世界で初めて提案しました。
本研究成果は、「The 55th IEEE/ACM International Symposium on Microarchitecture(MICRO-55)」にて、米国東部時間2022年10月1日に発表されます。
本研究は、科学技術振興機構(JST) ムーンショット型研究開発事業 ムーンショット目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」(プログラムディレクター:北川 勝浩 大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授) 研究開発プロジェクト「誤り耐性型量子コンピュータにおける理論・ソフトウェアの研究開発」(プロジェクトマネージャー(PM):小芦 雅斗 東京大学 大学院工学系研究科 教授)(JPMJMS2061)、「超伝導量子回路の集積化技術の開発」(プロジェクトマネージャー(PM):山本 剛 日本電気株式会社 システムプラットフォーム研究所 主席研究員)(JPMJMS2067)、および、JST 戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)「革新的な量子情報処理技術基盤の創出」研究領域(研究総括:富田 章久)における研究課題「ヘテロジニアスな設計と制御に基づく誤り耐性量子計算」(JPMJPR1916)、「信頼性を持つ量子コンピュータ・アーキテクチャの研究」(JPMJPR2015)、戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)「中村巨視的量子機械プロジェクト」(研究総括:中村 泰信)(JPMJER1601)、文部科学省 光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)(JPMXS0118068682)、科学研究費助成事業(JP22H05000、JP22K17868)による支援を受けて行われました。
<プレスリリース資料>
- 本文 PDF(606KB)
<論文タイトル>
- “Q3DE: A fault-tolerant quantum computer architecture for multi-bit burst errors by cosmic rays”
- DOI:10.1109/MICRO56248.2022.00079
<お問い合わせ先>
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科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業部
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科学技術振興機構 戦略研究推進部 グリーンイノベーショングループ
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
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