ムーンショット目標8

目標8における気象制御の研究開発に関する責任ある研究・イノベーションのための原則(暫定案)の公開とご意見募集

ムーンショット目標8(MS8)では、2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し、極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現することを目指しています。気象を制御する技術は、まだ萌芽の段階にあるため、研究開発においては、その実装が社会や経済に与える影響を分析しつつ、倫理的な課題の解決、社会的な理解の増進と対話の促進、国内外におけるルール形成などを通じた責任ある研究・イノベーション(RRI)を実践することが必要となります。その基本的な考え方を明らかにするため、「MS8における気象制御の研究開発に関する責任ある研究・イノベーションのための原則」(MS8 RRI原則)の暫定案を作成しました。

MS8 RRI原則へのご意見募集

MS8 RRI原則は、今後、様々なご意見や研究開発の成果を踏まえて継続的に改訂していく予定です。2026年3月末までにいただいたご意見は、現在の暫定案から第1版へ改定する際に参考とさせていただきます。

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用語解説

責任ある研究・イノベーション(Responsible Research and Innovation, RRI)とは、革新的な技術を公共の利益のために、持続可能な形で開発するために求められる実践的な取り組みを指します。RRIには、科学技術に伴う倫理的・法的・社会的影響(Ethical, Legal, and Social Implications, ELSI)の特定と、それらへの対応も含まれます。