【目標6】2050年の社会像(イラストレーション)
2050年はこんな社会になっているかも?
ムーンショット目標6が実現した2050年がどんな社会になっているのかを描いたイラストレーションです
量子ビットの間違いを正す: 誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現
もっとたくさんの量子ビットが必要!
「省エネ」な生物の営みを正確に理解
20世紀初頭に発明されたハーバー・ボッシュ法は窒素肥料の原料となるアンモニアの工業生産を可能にし、人類の繁栄を支えてきた。しかし現在、窒素肥料の生産には人類が消費する全エネルギーの数%が費やされており、地球環境に大きな負担をかけている。
一方で、菌が行う天然の窒素固定(空気中に存在する窒素分子を、窒素化合物に変換する反応)は、ハーバー・ボッシュ法に比べるとはるかに省エネルギー、省資源だ。窒素固定を人工的に再現できれば、エネルギー問題、食料問題、地球温暖化など、私たちが抱える様々な問題の解決につながるだろう。
なぜ、生物は当たり前のように複雑な反応を効率よく行うことができるのか。その秘密は反応に関わる物質を構成する量子のふるまいにあると考えられているが、複雑に絡み合う量子状態はスーパーコンピュータを使っても厳密に計算することが難しい。しかし誤り耐性型汎用量子コンピュータがあれば、生物が行う反応中の量子状態を厳密に計算(再現)することができる。
持続可能な安全で豊かな社会
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国立研究開発法人科学技術振興機構 ムーンショット型研究開発事業部 目標6 担当
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