LCS-FY2019-PP-15
炭素電極を用いたペロブスカイト太陽電池に関する提案(Vol.2)
概要
従来のペロブスカイト太陽電池はペロブスカイト層(CH3NH3PbI3)の両側に、光によって生成した電子を収集する酸化チタン(TiO2)、ホールを収集するホール伝導体HTM/Auを設けることで、電圧・電流を発生させる。
本提案書で紹介する研究で、低コストで高安定性を有する電子伝導材の炭素(カーボンナノチューブ)電極のみを、HTM/Au電極の代わりに用いてセル特性を評価した結果、官能基の導入が電池の再現性、安定性を向上させることが明らかになった。接合界面における電極とペロブスカイト層の相互作用強化が電池性能と安定性の鍵になることについて報告する。