低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2019-PP-04

革新的エネルギー技術開発とARPA-Eの動向

  • SDGs7
  • SDGs9
  • SDGs13

概要

 Advanced Research Projects Agency Energy(エネルギー高等研究計画局、ARPA-E)は、2007年米国競争力法のもとで設立され、2009年から活動を開始した、アメリカ連邦エネルギー省の組織であり、エネルギー分野でのイノベーションを目的に、ハイリスクであるがハイインパクトな成果を上げることを意図している。

 その運営システムには、多様性、オープン形式、プログラム・ディレクターの予算配分や人員構成およびプロジェクト進捗管理における大きな権限、迅速な中間成果見極めによる継続判断などの特徴がある。構成するプログラムのカバーするエネルギー分野の範囲は広範であり、発電・送電・配電、省エネ・省資源、運輸に分類されている。プロジェクト開始時点における成熟度については、比較的低いものが多いため、その成果を評価するためには、将来にわたる期間をみていく必要がある。

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