低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2017-PP-11

GaN系半導体デバイスの技術開発課題とその新しい応用の展望(Vol.2)
—GaN結晶と基板製造コスト—

概要

 GaN系半導体デバイスとして、レーザー、高輝度LED、パワー半導体が関心を集め、研究対象となっているが、これらデバイスは GaN基板を必要とする場合が多い。

 GaN単結晶の製造が技術的に困難なため、GaN基板は極めて高価で、GaN基板を利用したデバイスの実用化を阻んでいるとされている。そこで、GaN単結晶の代表的な製造方法として、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法、アモノサーマル法、フラックス法をとりあげ、現状技術レベル、実用化に至る課題、課題を克服した場合の将来コストなどについて検討した。

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