低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2015-PP-09

低炭素社会実現に向けたデータ活用型材料研究(Vol.2)

概要

 低炭素社会構築に資する材料の開発で用いられるデータ空間構造を試行的に概観した。データ空間は、①材料特性の利用先、②制御したい材料特性、③材料特性の支配因子、の3軸で整理可能であり、また、機能材料・構造材料の分類を超えて取り扱うデータ種の関係性を統一的に記述することが可能である。

 ①の適用先に依らず、②制御したい特性を司る③支配因子は共通性が高く、③に関するデータ統合と蓄積と、①-③の相関関係をインフォマティクス手法等により分析することで、思いもよらぬ知見をもたらす可能性を示している。そうした知見を効果的に得るためには、②に対し、一般的かつ共通な記述法を確立することが急務である。

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