低炭素社会の実現に向けた技術および経済・社会の定量的シナリオに基づくイノベーション政策立案のための提案書

LCS-FY2014-PP-12

低炭素社会実現に向けたデータ活用型材料研究

概要

 データ活用による材料科学分野における「予測モデル」の進化は、開発の試行錯誤のサイクルを従来以上に効果的にし、ひいては材料開発の加速につながるものと期待される。ただし、そうしたデータ活用を行なうためにはデータの蓄積が不可欠である。

 この観点から、本稿では、データベースと計測・分析が、予測モデルと三位一体的に運用され、それらの間で効果的なデータ流通がなされながら、効率的な研究開発を遂行する「データ活用型材料研究」のコンセプトを議論する。低炭素社会構築のための技術課題からブレークダウンされた物質・材料の課題の解決に、このコンセプトに包含される様々な手法を適用することで、低炭素社会実現に向けた効率的な物質・材料研究開発が可能になる。

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