国立研究開発法人科学技術振興機構

令和6年度 研究公正シンポジウム | ―新たな研究不正行為への対応と科学の公正性の確保に向けて―

令和6年度 研究公正シンポジウム | ―新たな研究不正行為への対応と科学の公正性の確保に向けて― [モバイル]

 プログラム・資料
13:00~16:40

更新情報:2024年12月3日に講演資料(PDF)を掲載しました。


13:00
主催者挨拶

柴田 孝博
(国立研究開発法人科学技術振興機構 理事)


13:05
来賓挨拶・講演

岡村 勝文
(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究環境課 研究公正推進室 室長)
講演資料(PDF:1.2MB)


13:30
講演1
「学問の「公正さ」をどう伝えるか ―大学における研究公正教育の実践と課題―」

講演概要:
大学における研究公正教育では、受講者の研究全般に関わる認識に与える影響の大きさを踏まえ、伝えるべき事項の範囲や講義形式にも充分な配慮が求められる。本講演では、特定不正行為に留まらない様々な研究活動上の課題を適切に認識し、研究の自由闊達さを失うことなくその公正性を保つ為に求められる近年の教育上の課題と展望について、広く概説する。
講演資料(PDF:0.6MB)

岡林 浩嗣
(筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 講師)


14:00
講演2
「特定不正行為以外の問題にどう対応するか 二重投稿、オーサーシップ、査読偽装を中心に」

講演概要:
近年、二重投稿・掲載、不適切なオーサーシップが不正行為として問題となることが増えている。それらの行為は単独で発生することもあれば、捏造・改ざん等の特定不正行為と密接に結びついていることもある。それらの行為にどのように対応すべきなのか。二重投稿や不適切なオーサーシップ等の現状と課題について検討する。
講演資料(PDF:3.0MB)

中村 征樹
(大阪大学 全学教育推進機構 教授)


14:30
講演3
「研究不正対応から一歩踏み出して研究の質向上へ なぜメタデータが大切なのか」

講演概要:
二重投稿など重点的に議論されるQRPsについては多くの研究者が真剣に捉えている。しかしQRPsはそれだけではない。良かれと思って行ったデータの書き換えが研究全体に大きな影響を及ぼすこともある。様々な程度のQRPsに対処するためには品質管理の概念が必要であり、研究を追跡・再現できることを担保して初めて自身の研究が「責任ある研究活動」(RCR)であると主張できる。本講演では、品質管理は研究者の倫理観と合わせて研究の公正性を担保するための「車の両輪」と捉えることを提案する。
講演資料(PDF:1.4MB)

飯室 聡
(国際医療福祉大学 大学院医学研究科 公衆衛生学専攻 教授) 


15:00
休憩

15:15
パネルディスカッション

【モデレーター】

札野 順
(早稲田大学 大学総合研究センター 教授)

話題提供:「諸外国における研究公正推進の取り組み」

講演概要:
諸外国、特に、米国及びEUにおける研究公正に関する最近の動向について紹介する。米国に関しては、2023年に開催されたNational Dialogue on the State of Research Integrity Educationの成果について報告する。EUについては、近年推奨されているResearch Integrity Promotion Planについて検討する。
講演資料(PDF:3.0MB)

【パネリスト】

岡村 勝文
(文部科学省 科学技術・学術政策局 研究環境課 研究公正推進室 室長)

岡林 浩嗣
(筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 講師)

中村 征樹
(大阪大学 全学教育推進機構 教授)

飯室 聡
(国際医療福祉大学 大学院医学研究科 公衆衛生学専攻 教授)

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