戦略的創造研究推進事業

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募集要項

III.「研究領域の概要」、および「研究総括の募集・選考・研究領域運営にあたっての方針」

【CREST】
○戦略目標「花粉症をはじめとするアレルギー性疾患・自己免疫疾患等を克服する免疫制御療法の開発」の下の研究領域

「アレルギー疾患・自己免疫疾患などの発症機構と治療技術」

研究総括:菅村 和夫(東北大学大学院医学系研究科 教授)

研究領域の概要

 本研究領域は、アレルギー疾患や自己免疫疾患を中心とするヒトの免疫疾患を予防・診断・治療することを目的に、免疫システムを適正に機能させる基盤技術の構築を目指す研究を対象としています。
 アレルギー疾患や自己免疫疾患を中心とする疾患には国民のQOLを低下させるとされるものから重篤な場合は死に至るものまであります。このような疾患についてこれまでに深められてきた分子、細胞、器官・組織といったレベルにおける免疫機構や制御に関する理解を個体レベルの高次調節免疫ネットワークシステムの理解へと発展させ、臨床応用へとつないでいきます。
 具体的な研究課題としては、制御性細胞による免疫調節機構、粘膜免疫系・自己免疫系・獲得免疫系・自然免疫系の構築機構とその制御、自己免疫疾患・アレルギー疾患の発症機構、免疫と感染制御機構、疾患に対する薬剤・ワクチンなどの開発と効果測定、疾患の診断・治療法の確立、などが含まれます。

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研究総括の募集・選考・研究領域運営にあたっての方針

 国民の10数%が罹患する花粉症等のアレルギー疾患やその多くが難病とされるリウマチ等の自己免疫疾患は、生体免疫系の過剰応答に起因します。本領域は、これら免疫疾患を克服するために、免疫システムを適正に機能させる革新的医療技術の創出を目指す研究を対象としています。昨年度は、独創的且つ優れた研究実績を基盤として提案された中から、アポトーシス細胞の貪食・分解の異常と免疫疾患、サイトカイン機能異常と免疫疾患、細胞骨格制御を標的とする免疫疾患制御、免疫細胞リプログラミングによる疾患制御、免疫系の正と負の制御機構と免疫疾患、粘膜免疫制御と疾患、などを課題とした計画を採択いたしました。本年度は、同様に免疫制御に対して独創的な発想で取り組む計画に加えて、免疫系に限らず広くライフサイエンス領域の基礎的研究でも将来免疫疾患の治療法開発において画期的な展開が期待できる研究計画の提案も期待します。

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