研究領域の基本情報

信頼されるAIシステムを支える基盤技術[信頼されるAIシステム]

研究総括

相澤 彰子国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授

戦略目標

信頼されるAI

領域の概要

 実社会での応用・実用化が急速に広がる人工知能(AI)技術は、新たな科学的・社会的・経済的価値を創出していく上で不可欠です。一方で、深層学習をはじめとする機械学習技術はブラックボックス問題やバイアス問題等の信頼性や安全性に関わる様々な課題を抱えており、その対策が喫緊の課題となっています。
 そこで本研究領域は、人間が社会の中で幅広く安心して利用できる「信頼される高品質なAI」の実現につながる基盤技術の創出やそれらを活用したAIシステムの構築を行います。研究にあたっては、人間中心のAIシステムに関する信頼性や安全性等の定義や評価法の検討に取り組み、AIシステム全体としてその要求や要件を満たす技術の確立を目指します。
 具体的には、以下の研究開発に取り組みます。
 (1)「信頼されるAI」の実現に向けた発展的・革新的なAI新技術
 (2)AIシステムに社会が期待する信頼性・安全性を確保する技術
 (3)人間中心のAI社会に向けたデータの信頼性確保及び人間の主体的な意思決定支援技術
 上記により、社会的課題の解決や新たなサイエンス、価値の創造につなげるとともに、信頼されるAIに関連した新たな研究コミュニティの創成やAI研究における日本のプレゼンスの向上を目指します。
 なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)の一環として運営します。

領域アドバイザー

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(リンク先は研究領域HPとなります。)

本年度の募集スケジュール

募集説明会 4月27日(水)
応募締め切り 6月7日(火) 正午※厳守
書類選考会 7月13日(水)
書類選考通過者への連絡期限 7月20日(水)
面接選考会(※)
※ 具体的な面接日時についてはJSTから指定させていただきます。あらかじめご了承ください。
8月3日(水)

研究領域の募集方針

ANRとの連携公募について

本領域では、通常の研究提案に加えて、日仏共同研究グループによる共同研究提案を募集します。CRESTにおける選考では、日仏共同研究提案と通常の研究提案とを分けずに審査します。どちらか一方が有利になることはありません。採択後も通常のCREST課題と同様に研究を推進します。

応募・選考の流れ

  1. 日仏の研究代表者で1つの共同研究提案書(英語、CREST-ANR共通書式)を作成する。
     ・共通提案書 様式[word]
     ・共通提案書 記入要領[pdf]
  2. 仏側研究代表者がANRへ提案を申請する。
  3. 日本側研究代表者がJST(CREST)へ提案を申請する
  4. ANRとJSTが各々提案の審査を行った後、両機関で協議の上採択を決定。
  5. 研究開始<2022年10月以降>

日仏共同研究提案に関わる留意事項