研究領域の基本情報

多細胞システムにおける細胞間相互作用とそのダイナミクス[多細胞]

研究総括

高橋 淑子京都大学 大学院理学研究科 教授

戦略目標

多細胞間での時空間的な相互作用の理解を目指した技術・解析基盤の創出

(リンク先は国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)となります。)

領域の概要

 本研究領域では、組織・器官・個体等を構成する細胞集団を時空間的に解析することによって生命現象を1つのシステムとして理解することを目指します。このため、多種細胞を時空間的に識別し、その動態や相互作用を解析する技術の開発やデータサイエンス・数理科学による生命モデルの開発、また、それらの技術を活用した生命システムの解明を目的とする若手研究者を結集し、研究開発を推進します。
 近年、1細胞レベルでの各種オミクス解析技術やイメージング技術などの発展に伴い、細胞や生体分子の網羅的かつ定量的な解析が可能になってきています。また、ヘテロジニアスな細胞からなる細胞集団が相互作用しながら変化してゆくダイナミズムを通して、生命を理解することが可能になりつつあります。このような動的な現象を対象とした研究開発では、特に空間情報や時間情報に着目しながら、生命科学と工学、化学、光科学、情報科学、数理科学などとが連携することが有効です。多様な技術を糾合することでこれまで困難とされていた分子や細胞の生命現象における理解が深まることが期待されます。
 以上を踏まえ、本研究領域では、多細胞システムの解明に向けて異分野の研究者が切磋琢磨し、オープンに議論する場を提供します。これにより各々の課題を洗練させるとともに、課題間のシナジー効果により新たな研究潮流の萌芽を形成し、創造性豊かな研究を通して、生命機能の本質に迫まることを目指します。

領域アドバイザー

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本年度の募集スケジュール

応募締め切り
書類選考会 6月18日(金)
書類選考通過者への連絡期限 6月25日(金)
面接選考会(※)
※ 具体的な面接日時についてはJSTから指定させていただきます。あらかじめご了承ください。
7月15日(木)・16日(金)

研究領域の募集方針