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募集要項
IV.「研究領域の概要」、および「研究総括の募集・選考・研究領域運営にあたっての方針」
【さきがけタイプ】
○戦略目標「異種材料・異種物質状態間の高機能接合界面を実現する革新的ナノ界面技術の創出とその応用」の下の研究領域

7 「界面の構造と制御」

研究総括:川合 眞紀(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授、理化学研究所 川合表面化学研究室 主任研究員)

研究領域の概要

 本研究領域は、異種材料・異種物質状態間の接合界面に着目し、新たなナノ界面機能および制御技術の創出およびその応用を目指す研究を対象としています。
 具体的には、異なる物質系の界面における構造および機能を制御し、さらに高付加価値を有する機能を創出するには、最新の分子工学、界面工学、薄膜工学、精密材料創製化学、ナノメカニクス、精密分子操作、表面反応ダイナミクス、精密加工などの分野における、ナノスケールレベルの界面の観測や分析手法の開発およびそれによる知識の蓄積、界面のナノ構造制御技術などが不可欠であり、これら広い観点を背景とした着想をもつ研究を対象とします。
 一方、細胞や組織などの生体関連物質をデバイスの一部として扱う研究において、界面は重要な機能を担うが、現時点では開拓的な研究分野であり、個人レベルの新しい独創的着想を活かした要素研究なども対象にしています。
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研究総括の募集・選考・研究領域運営にあたっての方針

 異なる物質相の交わる表面や界面を舞台として、触媒や電気化学といった近代社会の基礎となる重要な産業が生まれ、近代産業の基礎となる半導体デバイスもまた、界面機能を集積することにより発達してきました。ナノテクノロジーの振興に伴い、物質材料の分野では、ナノレベルで構造を制御した新しい物質材料が次々と開発されています。無機材料・有機材料・生体物質といった従来の材料分野を越えて、多種多彩な物質が機能発現の要素材料として扱われるようになってきました。本領域では、このような新しい材料も含め、ナノメートルレベルで界面の構造や機能を制御し、理解するための研究や、それら界面機能の応用に関する基盤研究をサポートします。界面をナノメートルスケールで制御することが鍵となる現象の創出や、界面現象を観察するための手法開発などの独創性の高いテーマは特に重要なものと考えています。

 この領域では、研究者個人の発想に基づく創造的な研究に重点を置いていますが、異分野の研究者間の交流を通じて新しい発見や発明が生まれることも多いと考えています。この領域が物質科学の新たなブレークスルーに繋がる役目を担えることを期待しています。
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