次世代研究者挑戦的研究プログラムについて

事業概要

パンフレット

パンフレット (2025年7月更新)

 博士後期課程学生は、我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う存在ですが、近年、「博士課程に進学すると生活の経済的見通しが立たない」「博士課程修了後の就職が心配である」等の理由により、修士課程から博士後期課程への進学者数及び進学率がいずれも減少傾向にあるなど、危機的な状況が指摘されています。

 すなわち、①我が国の科学技術・イノベーションの将来を担う優秀な志ある博士後期課程学生への経済的支援を強化し、②博士人材が幅広く活躍するための多様なキャリアパスの整備を進めることに、一刻の猶予もなくなりつつあります。また、このような現状に至る背景の1つとして、我が国の博士課程教育システム自身が、社会のニーズの変化を踏まえた戦略的な変革を十分に進められていないという構造的な課題があり、その結果、既存の枠組みを越えた挑戦的・融合的な研究も生まれにくくなっていることなども指摘されています。

 本事業は、このような状況を打破するため、上記の①や②を一体として主体的に行う実力と意欲のある大学について、新たに大学の研究科や研究室など既存の枠組みを越えて優秀な博士後期課程学生の選抜等を行う事業統括を選定し、そのリーダーシップのもと、当該博士後期課程学生に対する様々な支援を実施・展開する大学の取組を国として支援するものです。

 事業統括により選抜された優秀な博士後期課程学生は、所属元の変更などのポータビリティを担保した上で自身の自由で挑戦的・融合的な研究に専念し、あわせて当該博士後期課程学生に対しては、生活費相当額及び研究費の支給や、キャリア開発・育成コンテンツ(国際性の涵養、学際性の涵養、キャリア開発、トランスファラブルスキルの習得、インターンシップ等)をはじめとする様々な支援が提供されます。

 なお、これらの取組を円滑に実施するため、事業統括は、自身の業務遂行を支える運営チームを編成することとします。

事業概要図

 次世代研究者挑戦的研究プログラムを実施するにあたり、博士後期課程学生支援プロジェクトの審査及び選考並びにプログラムに係る実施方針等の検討やモニタリング等を行うため、次世代研究者挑戦的研究プログラム運営委員会を設置します。

運営体制

次世代研究者挑戦的研究プログラム運営委員会 委員長

笠原 博徳早稲田大学理工学術院 教授

次世代研究者挑戦的研究プログラム運営委員会 委員(五十音順)

大隅 典子日本学術振興会 理事
尾上 孝雄大阪大学 理事・副学長
川上 登福株式会社先端技術共創機構(ATAC) 代表取締役
神成 文彦慶應義塾大学 名誉教授
佐藤 康博株式会社みずほフィナンシャルグループ 特別顧問
島田 啓一郎ソニーグループ株式会社 社友
杉山 直名古屋大学 総長
橋本 隆子千葉商科大学 商経学部 学長補佐/学部長
長谷山 美紀北海道大学 大学院情報科学研究院 教授
林 隆之政策研究大学院大学 政策研究科 教授
日比谷 潤子国際基督教大学 名誉教授

報告書