成果事例

JSTと中国科学技術部(Ministry of Science and Technology:MOST)「都市における環境・エネルギー分野」との国際共同研究の成果

課題名

上水の安全性を確保するためのハイスル-プット性毒性評価システムの構築

概要

日本側研究代表者の岐阜薬科大学 中西 剛准教授と中国側研究代表者の北京大学 ジエンイン・フー教授は、市販のビスフェノールAフリーのペットボトルから飲料水中に溶け出したフルオレン-9-ビスフェノール(BHPF)という化学物質が、乳ガン治療薬であるタモキシフェンに匹敵するほどの強い抗エストロゲン作用を持ち、BHPFを妊娠マウスに投与した場合に流産が誘発される、という論文を発表しました。


本論文は2017年2月28日にNature Communications誌とイギリスの一般読者向け科学雑誌「New Scientist」のDaily Newsに掲載され、さらにNature JapanおよびNature Asiaの注目のハイライトにも紹介されました。