平成24年2月2日
国際科学技術部
独立行政法人科学技術振興機構(JST)では、 タイ国家科学技術開発庁(NSTDA)と協力して、2011年にタイで発生した水害に関連した緊急を要する研究・調査を⽀援する「国際緊急共同研究支援プログラム(J-RAPID)」を実施します。
■概要
タイにおける水害に関連した緊急の研究・調査で、その遂行に緊急性があるものを支援することを目的とします。
具体的な研究調査分野としては、
- マーカーによる洪水到達水位調査
- 工業地域の構造物、設備などの浸水被害調査
- バイオテクノロジー的アプローチ(バイオレメディエーション)
などが例として挙げられますが、これらに限らず他の分野、研究調査内容でも、タイ側研究者と合意ができたものは応募可能です。
JSTでは、NSTDAで採択されたタイ側研究者との共同研究・調査に参加、協力する日本側研究者の支援を行います。タイ側の支援は原則として、NSTDAに所属する研究者を対象とします。(NSTDA所属研究者がNSTDA以外の機関に所属する研究者を共同研究・調査に加えタイ側研究チームを編成することは可能です)。
日本側研究者の応募資格は、日本国内の大学、研究機関、企業等に所属する研究者であることが必要となります。一方、タイ側研究者は、本研究調査についてNSTDAで募集している公募に申請することが必要となります。日本側研究者とタイ側研究者は、共同研究あるいは共同調査に関し、基本的な合意ができていることが必要です。
■募集期間
平成24年2月2日(木)〜2月29日(水)17:00
■募集要項
■申請方法
日本側研究者は、府省共通研究開発管理システム(e-Rad)から申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。 本システムへは、https://www.e-rad.go.jp/よりアクセスできます。申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から申請書類(Word形式: 102KB)をダウンロードし、記⼊してください。
e-Radによる応募の詳細につきましては、募集要項に添付の「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)による応募について」をご覧ください。
タイ側研究者がNSTDAからプログラムより提案が採択されない場合は、日本側研究者からの応募は選考の対象になりませんので、ご注意ください。
(注)e-Rad上での必要情報の登録時に申請書類とは別に以下の情報が必要です。
・研究目的:200字程度でお願いします。
・研究概要:200字程度でお願いします。
■支援の内容
共同研究・調査課題が採択された場合、日本側研究者は半年~1年間で 300万円程度の委託研究・調査費を受け取ることができます。詳しくは 募集要項をご覧ください。
■問い合わせ
独立行政法人科学技術振興機構(JST)
国際科学技術部 大井、中島
TEL:03-5214-7375 FAX:03-5214-7379
E-mail : rapid(at)jst.go.jp (at)を@にしてください。