令和2年度採択 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染防止に対応する緊急公募のお知らせ

(最終更新日:令和2年10月1日)

更新履歴

令和2年10月1日追記:

  • 日本側応募者への応募にあたっての注意事項について資料を掲載致しました。

令和2年9月10日
国際部

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、「e-ASIA共同研究プログラム(e-ASIA Joint Research Program; "e-ASIA JRP")」に参加し、3カ国以上の多国間国際共同研究課題を支援しています(本公募に限り特例があります)
e-ASIA JRPは、アジア地域において、科学技術分野の研究開発力の強化を目指し、研究交流を加速するとともに、アジア諸国が共通して抱える課題の解決を目指し、国際共同研究を推進する事業です。
本公募ではe-ASIA JRPに参加する各国の公的研究費配分機関と協力し、以下のとおり共同研究課題の提案を募集します。

共同研究の募集対象分野

非医療分野での新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策研究

主なサブトピックは以下。

  • 数学、物理科学
  • 社会行動経済学
  • コンピュータ、情報科学
  • 地球科学
  • 工学
  • 生物科学
  • 教育
  • 社会科学
  • 宿主動物と環境研究

※今回の公募では、医療分野についても提案募集を行います。日本側の公募機関は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)です。詳しくはホームページをご覧ください。

AMEDのHP

共同研究コンソーシアムの構成と公募参加機関

共同研究課題は、公募参加国のうち3カ国以上の多国間共同研究であることが必要です(ただし、COVID-19パンデミックへの対応が急務であることから、応募課題のサイエンスメリットが十分に高く、e-ASIA JRPの目的であるイノベーションの推進に沿っている場合、2か国のみのプロジェクトで応募が可能です)。参加国の組み合わせは、公募参加国の中から応募者側で自由に提案することが可能です。

採択された共同研究課題には、日本側研究機関にはJSTから、相手国研究チームに対しては相手国側の公募参加機関により支援が実施されます(以下3カ国の例)。

e-ASIA JRPの仕組み

支援には、新規予算の配賦による支援の他、予算配賦によらない支援(in-kind)があります。

in-kindの場合、公募参加機関からの研究費支援はありません。当該国側の研究チームの課題実施に必要な経費は、当該国側研究チームの所属機関の運営費等、自国の公募参加機関以外の予算により研究者側で確保する必要があります。

各公募参加機関の詳しい支援内容は募集要項(Appendixを含む)をご覧ください。

公募参加機関と支援タイプ

A:新規予算による支援(new)
B:新規予算または予算配賦によらない支援(new or in-kind)
C:予算配賦によらない支援(in-kind)

参加国名公募参加機関支援タイプ
日本 科学技術振興機構(JST) A
フィリピン Department of Science and Technology (DOST) B
タイ Agricultural Research Development Agency (ARDA) C
National Research Council of Thailand (NRCT) A
ベトナム Ministry of Science and Technology (MOST) C

JSTの支援の内容

採択された日本側研究者は、約1年間で1,000万円を上限として委託研究費をJSTより受け取ることができます。委託研究費には、直接経費の30%に当たる間接経費を含みます(各経費の上限:直接経費770万円、間接経費230万円)

本研究領域の日本側研究主幹

相澤 益男(東京工業大学 名誉教授)

募集期間

コンソーシアムLead PIからe-ASIA事務局への応募書類の提出:令和2年9月10日(木)~同年10月22日(木)午後5時(タイ時間)
日本側研究代表者によるe-rad登録:令和2年9月10日(木)~同年10月22日(木)午後7時(日本時間)

応募方法

• 応募にあたっては、e-ASIA事務局に対する手続きの他、各国公募参加機関ごとに別途必要な手続きが設けられている場合があります。
共同研究提案の共同研究コンソーシアムを構成する日本側、相手国側、すべての関係国のPIにおいて、自国の公募参加機関が求める応募手続きを期限内に完了してください。各国公募参加機関が定める手続きが全て完了していない場合、不受理となります。

• 各国公募参加機関ごとの必要な手続きやルールについては、募集要項のAppendixに記載されています(必要に応じ各国機関へ直接お問い合わせください)。

• 日本側応募者に関係するルールおよび手続きについては、募集要項のAppendixおよび「日本側応募者への応募にあたっての注意事項」をご確認ください。

• 日本側研究代表者が共同研究課題全体のコンソーシアムLead PIの場合は、下記の(1)および(2)、コンソーシアムLead PIではない場合は(2)のみが必要になります。

(1)e-ASIA JRP事務局への共同研究課題提案書のeメールによる提出

提出先:
e-ASIA JRP 事務局 (担当: 小林(こばやし) 義英(よしひで)
E-mail: easia_secretariat(at)jst.go.jp  (at)を@にしてください。

※郵送、FAXなど、E-mail以外の方法で提出された場合、受付できません。
※e-ASIA事務局へ提案書が送付されてから、送信者宛てに1週間以内にE-mailで受取の確認の連絡を行います。このE-mailが届かない場合は速やかにe-ASIA JRP事務局へ連絡してください。なお、e-ASIA JRP事務局はE-mail不達による一切の責任を負いません。

(2)府省共通研究開発管理システム:e-Radへ申請登録
(1)で提出した「共同研究課題提案書」、「日本側応募様式 Form 1J 及び 2J」をe-Rad上で提出する必要があります。e-Radへ申請登録がなされなかった場合は審査の対象になりませんのでご注意下さい。

※e-Radの詳しい操作方法については「e-Radによる応募方法」をご覧ください。

必要書類のダウンロード

書類リンク
公募要領 PDF
日本側応募者への応募にあたっての注意事項 PDF
e-Radによる応募方法 PDF
共同研究課題提案書(英語様式) Form1E-9E Word
日本側応募様式 Form 1J 及び 2J Word

問い合わせ

国立研究開発法人科学技術振興機構
国際部 事業実施グループ 火口(ひぐち)、神戸川(かんべがわ)、片山(かたやま)、小谷(こだに)
TEL: 03-5214-7375 FAX:03-5214-7379
E-mail: easiajrp(at)jst.go.jp  (at)を@にしてください。